ワールドは28日、阪急阪神グループでコスメショップ「カラーフィールド」や家具・インテリア事業「ダブルデイ」などを運営する阪急スタイルレーベルズ(大阪市)の全株式を取得すると発表した。取得価格は1億7500万円。ワールドは衣料品以外の事業領域を拡大するとともに、主に関東圏で出店する既存の雑貨業態「イッツデモ」との相乗効果を見込む。
12月1日付で「(仮称)ワールドスタイルレーベルズ」が承継会社として事業を引き継ぐ。ワールドから西川信一氏が会長に、小林哲氏が社長にそれぞれ就任する。
阪急スタイルレーベルズは、阪急阪神ホールディングスの子会社である阪急電鉄の子会社。大阪府や兵庫県などの阪急沿線に「カラーフィールド」(17店舗)と「ダブルデイ」(11店舗)を出店する。「カラーフィールド」は駅ナカなどトラフィックが多い立地にある。25年3月期業績は売上高が45億円、純損益が1億4100万円の赤字だった。