銀座・数寄屋橋交差点の商業施設「東急プラザ銀座」は、同名称での営業を11月30日で終了し、本日12月1日から「ギンザノボ(GINZA NOVO)」に改称した。2016年の開業から運営を担ってきた東急不動産が撤退し、今年2月に土地・建物の取得を発表した香港の投資会社ガウ・キャピタル・パートナーズに運営が移る。
1日現在、施設の外観などに「TOKYU PLAZA」のサインが残ったままだが、一部の掲示物が「GINZA NOVO」に置き換わっている。新名称に採用された「ノボ」はラテン語で「新しい」を意味する「Novo(ノボ)」に由来し、天体現象である新星「Nova(ノヴァ)」からもインスピレーションを得ているという。
同施設は地上11階・地下2階に店舗面積2万2000平方メートルの大型商業施設として16年3月オープンした。東急グループによる本格的な銀座進出として話題になり、グループの東急百貨店が3層のサテライトショップを出したり、外堀通りに面した1・2階に高級ブランドの旗艦店を誘致したりした。訪日客を目当てに、上層部の2層には大型のロッテ免税店も誘致した。しかしコロナ禍になると、テナントの撤退が相次ぎ、現在も空きスペースがたくさん放置されたままだった。
ガウ・キャピタルは来年から本格的な改修に入る見通しだ。