ファッション

注目の米リセールEC「スレッドアップ」お買い物リポート “デジタル化された巨大なスリフトショッピング”

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 実は、スレッドアップ(THREDUP)での購入は今回が初めてだった。同社は2021年7月にデジタルリセール市場についてコラムを書いた際、リサーチ中に出てきたプラットフォームの一つで、他のどのデジタルリセールよりもサステナビリティを大きく掲げていることが特徴的だ。必要なくなったまだ着られる服をリセールすることで埋め立てゴミが減る、ということを声を大にしてアピールしている。特にZ世代とミレニアル世代は古着を買うことに抵抗が少ないようで、今後の伸びが期待されている。

圧倒される膨大なストック

 スレッドアップのウェブショッピングを経験して言えるのは、これはデジタル化された巨大なスリフトストアのようなものだ、ということ。店舗と違って好きなブランドやキーワードなどである程度絞り込むことはできるものの、商品に対する説明が少なく、写真のクオリティーも微妙なので、素材やサイズ感がいまいち分かりにくいという難点がある。とはいえ、いいもの(かもしれない)を見つけたときはやはりうれしい。

 一方で、ブランド物に関しては、ラグジュアリーブランドの中古品を扱うザ・リアルリアル(THE REAL REAL)のようにブランド保証があるわけではないので、「これは本物か?」という疑問がついて回る。偽物が出回っているブランドのものは、ここでは避けておく方が賢明そうだ。なお、スレッドアップのサイトによると、12のチェックポイントを通過したアイテムだけが販売されるなどの厳格なスタンダードがあるようだ。

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