ビジネス

メルカリが利用者参加型の店舗を表参道にオープン アンバサダーにみちょぱ

 メルカリは、持続可能な消費活動を呼びかける「グリーンフライデー」に合わせ、フリマアプリの「メルカリ」ユーザーが出品したファッションアイテムなどを販売する実店舗「サステなストア」を11月25〜27日の期間限定で東京・表参道にオープンする。「グリーンフライデー」とは、大量消費を促す大型セールなどが行われる「ブラックフライデー」へのアンチテーゼとして生まれたもの。10月5日には記者会見が行われ、野辺一也メルカリ執行役員メルカリジャパン最高ブランド責任者兼最高マーケティング責任者と、プロジェクトアンバサダーを務めるモデルのみちょぱこと池田美優、スタイリストのSHOKOが登壇した。

 同店で取り扱う商品は、「メルカリ」上で公募する。ユーザーがハッシュタグ「#サステなストア」を付けて出品したアイテムの中から、プロジェクトアンバサダーが店頭で販売するアイテムをセレクトする。アンバサダーには、上記の2人に加えてスタイリストの大山しゅんとインフルエンサーのTakumaが就任した。そのほか、アンバサダー自身が着なくなった私物も販売予定だ。同店で購入した客には、イラストレーターの一乗ひかるのイラストをプリントした風呂敷をプレゼントする。売上金は全額「メルカリ寄付」に登録する自治体や慈善団体に寄付する。

 野辺執行役員は、「メルカリは循環型社会の実現に向けてさまざまな取り組みを行ってきた。昨年『グリーンフライデー』に合わせて開催した『新作ゼロのファッションショー』も、多くの反響があり、新たな価値観を提案できた。今年は限りある地球資源を地域や世代を超えて循環させ、環境課題の解決に寄与する“プラネットポジティブ”を目指す。『メルカリ』でものを売買する行為が、新たな価値を生み出し、環境負荷を減らすことにもつながるという気付きの場を提供したい」と話した。

 アンバサダーのみちょぱは、「何年後かにはこのような活動が当たり前になっていると思う。『グリーンフライデー』という言葉を先に知ることができてうれしい」とコメント。どのようなアイテムを出品予定か聞かれると、「私の服装や系統と似ている人は是非チェックしてほしい」と回答した。同じくアンバサダーのSHOKOは、「秋冬はデコラティブな洋服がトレンドなので、デザイン性のあるニットなどプロらしいアイテムを出品予定」だと言い、「スタイリストが参加することで、ファッションの楽しさを伝えていきたい」とコメントした。

■サステなストア
オープン日:11月25日
時間:12:00〜20:00
※事前予約優先/最終入場19:30
住所:東京都渋谷区神宮前3-3-13

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