ファッション

「DKNY」親会社が「ソニア リキエル」を買収

 米G-IIIアパレル グループ(G-II APPAREL GROUP)は9月23日、仏ファッションブランド「ソニア リキエル(SONIA RYKIEL)」をエリック(Eric)とマイケル・ダイヨン(Michael Dayan)共同オーナーから買収すると発表した。買収額は公表していない。

 「ソニア リキエル」は経営不振が続き、買い手や提携先を探したものの見つからず、2019年7月に清算。その後20年からエリックとマイケル・ダイヨン兄弟が買い取ったが、ブランドの再建に苦戦していた。

 G-IIIアパレル グループは今後、ヨーロッパを中心に2022年秋シーズンに「ソニア リキエル」を再始動する。また、同社傘下のスイムウエアブランド、ヴィルブレクイン(VILEBREQUIN)のローランド・エロリー(Roland Herlory)CEOをソニア リキエルの新CEOに任命した。

 モリス・ゴールドファーブ(Morris Goldfarb)=G-IIIアパレル グループ会長兼最高経営責任者(CEO)は「『ソニア リキエル』の買収でラグジュアリービジネスを強化できることをうれしく思う。同ブランドは大きなポテンシャルを持ち、今後はアパレルやアクセサリーに加え、さまざまなライフスタイルカテゴリーもローンチする予定だ」とコメント。エロリー新CEOは「ブランドの歴史を守りつつ、モダンにアップデートする。15年前ブランドの売り上げ規模は1億ユーロ(約128億円)だったが、今後3〜5年で同様の水準に戻すことを目指す」と意気込む。なお、ブランドは“アフォーダブルラグジュアリー”のポジションで打ち出し、数年以内に世界中に12〜15店舗をオープンする計画だ。また、デザイナーはこれから起用するという。

 創業デザイナーのソニア・リキエル(Sonia Rykiel)は“ニットの女王”と称えられ、ストライプやスパンコールを施したニットが人気を博した。フランスのファッション史を代表する存在で、女性のためのフェミニンな洋服を多く手掛けた。16年にはパーキンソン病との闘病の末86歳で死去した。

 一方のG-IIIアパレル グループは「DKNY」「ダナ キャラン(DONNA KARAN)」「ヴィルブレクイン」「G.H.バス(G.H. BASS)」「アンドリュー マーク(ANDREW MARC)」を擁する。さらにライセンス事業では「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」「カール ラガーフェルド パリ(KARL LAGERFELD PARIS)」「ゲス(GUESS)」「コール ハーン(COLE HAAN)」などを手掛ける。2021年度決算は21億ドル(約3990億円)を売り上げた。

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