ファッション

「ジャンポール・ゴルチエ」が6年ぶりに既製服を再開 マリンボーダーをアップデート

 「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」は28日、6年ぶりに既製服コレクションを発売する。ブランドのECサイトと、ラグジュアリーECのエッセンス(SSENSE)で取り扱う。アイテムはゴルチエらしい “フェティッシュなセーラー”をテーマに、マリンテイストを取り入れた。価格は150〜750ユーロ(約1万9800〜9万9000円)。

 コレクションには、「パロモ スペイン(PALOMO SPAIN)」「オットリンガー(OTTOLINGER)」「ニコラ ルクール マンション(NICOLAS LECOURT MANSION)」「アラン・クロセッティ(ALAN CROCETTI)」やマーヴィン・トゥモ(Marvin M'Toumo)といったブランドやデザイナーが協力。チームとなり、意見を出し合って制作した。6月の「プライド月間」に合わせ、1990年代に活躍した2人のフランス人ゲイ・パートナーのアーティスト、ピエール&ジル(Pierre & Gilles)の肖像画を描いたTシャツなどもそろえる。ほかにも、サブカルチャーやクィア、パンクが融合したグラフィックプリントも取り入れる。

 既製服のドロップは既存のファッションカレンダー外で行う。今後多くのアーカイブやビンテージスタイル、アップサイクル、リメイクされたアイテムを取り入れていくため、独自のペースで展開する。アントワン・ガジェ(Antoine Gagey)=ジェネラル・マネジャーは、「年間6〜10回のドロップを想定し、次は10月の予定」と公表した。コレクションの広告キャンペーンにはモデルのベラ・ハディッド(Bella Hadid)などブランドと深い関わりを持つインフルエンサーらを起用し、SNSで発信する。

 「ジャンポール・ゴルチエ」は2014年以来、既製服の制作・発表を休止していた。20年1月にはデザイナーのゴルチエがパリで開催されたオートクチュールコレクションでのショーを最後に引退。引退後には、ゴルチエ自身が毎シーズンゲストクリエイターを迎えてオートクチュールを制作する新プロジェクト立ち上げた。第1弾は「サカイ(SACAI)」の阿部千登勢デザイナーをゲストに迎え、20年7月に披露する予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて2度延期。最新情報では7月5〜8日に開催される21-22年秋冬クチュールに合わせて披露するという。

 20年9月にはグラフィック・デザイナーのフローレンス・テティエ(Florence Tetier)をクリエイティブ・ブランドディラクターに起用した。編集ディレクターとしてもブランドのソーシャルチャンネル全体のコンテンツを管理し、プロジェクトを進行している。

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