ファッション

LVMH、フランスのDV被害女性用のホテル利用を支援

 LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は、女性に対する暴力を撲滅するための仏政府による民間への呼びかけに協力し、家庭内暴力(以下、DV)の被害女性と子どもたちによるシェルターとしてのホテル利用を支援する。具体的には、1000泊分のホテル宿泊資金をフランスの女性基金(Fondation des Femmes)に寄付する。

 国連は毎年11月25日を“女性に対する暴力撤廃の国際デー”に定めているが、新型コロナウイルスの感染拡大によるロックダウン措置の傍らでDVが増加しており、被害者向けのシェルターや電話相談サービスの利用も増加している。

 仏政府のエリザベス・モレノ(Elisabeth Moreno)男女平等・ダイバーシティー・機会均等担当大臣は共同声明で、「LVMHの支援によって非常に具体的で即時性のある解決策がもたらされる。女性に対する暴力の問題に社会全体で取り組んでいく」とコメントした。

 シャンタル・ガンペルレ(Chantal Gaemperle)LVMH人事・シナジー部門ディレクターは、「男女平等はLVMHの人事ポリシーの主軸だ。LVMHでは10年以上前にEllesVMHという女性の職能開発支援を目的としたネットワークを構築している。キャリアの推進のみならず社会的側面もカバーしており、長期的な取り組みを行うだけでなく緊急事態にも対応が可能だ」と語った。

 またアントワン・アルノー(Antoine Arnault)LVMHヘッド・オブ・コミュニケーション&イメージは、「女性や子どもたちの保護といった緊急事態においてサポートを行うのは優先事項だ」と述べた。

  LVMHグループが抱える16万3000人の従業員のうち、女性の割合は73%を占めており、同グループでは女性管理職を増やすための具体的な目標も設定している。またLVMHは、コロナ禍でマスクおよび殺菌ジェルの生産や、医療目的の寄付などを積極的に行ってきた。経済や社会の大混乱を伴う新型コロナ危機で、同社の企業としての責任ある行動に改めて注目が集まっている。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

業界に贈るZ世代の声 ファッション系サークル所属の 大学生がサステナブルを語る

「WWDJAPAN」9月20日号は、ファッション系のサークルに所属する大学生とタッグを組んで、Z世代のファッションやサステナビリティに関する意識に迫りました。青山学院大学、慶應義塾大学、上智大学、早稲田大学から生まれた団体の活動内容や業界への思い、お気に入りのアイテムなどを紹介します。ファッションが好きだからこそ洋服の大量廃棄問題や環境への負荷について、学生目線で「できることはないか」と考える学生…

詳細/購入はこちら