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菅付雅信連載「不易と流行のあいだ」vol.4 コロナルックという一過性の楽しみ(後編)

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 ファッションという「今」にのみフォーカスする産業を歴史の文脈で捉え直す新連載。4回目はコロナ禍における装いの美学を考察する後編。(編集協力:片山マテウス、この記事はWWDジャパン2020年6月8日号からの抜粋です)

(前回のつづき)ファッションデザイナーからもコロナ禍の中でファッションの一過性を見直す発言が散見される。ファッションデザイナーは気まぐれで、今は時流に合わせて自粛ムードの発言をしている人もいるから、それをとやかく言うのは野暮だろう。

 当たり前だが、ファッションは流行。流行だからこそ、刺激的で、魅力的で、はかなく、馬鹿馬鹿しい。そしてファッションは贅沢品。それは値段だけでなく、気持ちの上でも贅沢な気分を与えるものでもある。コモディティ的な必需品ではない。

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