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菅付雅信連載「不易と流行のあいだ」vol.3 コロナルックという一過性の楽しみ(前編)

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 ファッションという「今」にのみフォーカスする産業を歴史の文脈で捉え直す新連載。3回目はコロナ禍における装いの美学を考える。(編集協力:片山マテウス、この記事はWWDジャパン2020年6月1日号からの抜粋です)

 コロナ禍で家が仕事場になってしまった。私たちはいまやメールやZoom会議に忙しい「ひきこもり」だ。さて、そんなテック「ひきこもり」を余儀なくされている中、どんな装いをすればいいのか。仕事着なのか、オフの装いなのか、よそ行きか室内着か、誰もが迷うところだろう。

 コロナ禍でテレビの視聴時間が増加し、最も視聴率を伸ばした番組のひとつ、テレビ朝日系「羽鳥慎一/モーニングショー」で歯に衣着せぬ物言いで知られるジャーナリスト、玉川徹が4月13日の放送で自宅からリモート出演した際、上半身はシャツにネクタイだが、下半身はパジャマを着ていたことが話題になった。同番組に出演する、いまやコロナ・タレントとなった感染免疫学者の岡田晴恵が「玉川さんのパジャマを見たくなかった」と苦言を呈して笑いを誘った。

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