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美佳に次ぐ、新星モデルを発見 日系ブラジル人のマリーエル・ウチダに注目

 今年の2月に行われた2020-21年秋冬シーズンのファッション・ウィークでは、モデルの美佳さんをいろいろなショーで見かけました。今季が初挑戦だったロンドンでは、「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」「ヴィクトリア ベッカム(VICTORIA BECKHAM)」「バーバリー(BURBERRY)」といった主要ブランドでウォーキングを披露。その後のミラノ、パリでも「フェンディ(FENDI)」「サン ローラン(SAINT LAURENT)」など、2シーズン目にして大手メゾンに選ばれる活躍ぶりでした。また日本からはモデルのモトーラ世理奈さんが「シモーン ロシャ(SIMONE ROCHA)」のショーに登場。妖精のような独特の空気感をまとう彼女が、黒の毒っ気のあるドレスのルックを着こなしていて、ドラマチックな印象でした。会場の外でキャッチした私服姿もまた雰囲気が変わってかわいい!

切れ長の目のクール系美女
マリーエル・ウチダ

 ランウエイではついつい自分と同じアジア系の女性モデルに目が行きがちになる私が、今季気になったのは「マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)」のファーストルックを飾ったマリーエル・ウチダ(Maryel Uchida)さんです。

 最初は彼女の名前すら分からず、経歴や出身国をインターネットでリサーチしても、あまり情報も出てこなかったのですが、「ジェイ ダブリュー アンダーソン」のバックステージでキャッチすることができました!マリーエルさんは日本とブラジルのハーフの父とブラジル人の母を持つクォーターで、日本で生まれて3歳からはブラジルで育っているそう。14歳ときに母に連れられてコンテストに参加したことが、モデルのキャリアをスタートしたきっかけ。現在19歳で、この2月にランウェイデビューを果たしました。ファーストシーズンにして「プラダ(PRADA)」「クリスチャン ディオール(CHRISTIAN DIOR)」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「ロエベ(LOEWE)」などのショーにも登場。切れ長の目元が印象的なクール系美女のマリーエルさん、有望株として今後の活躍に期待です!

強烈なかわいさに衝撃
エヴィー・ハリス

 またロンドンで個人的に私の印象に最も残っているのは、イギリス出身のエヴィー・ハリス(Evie Harris)です。「ジェイ ダブリュー アンダーソン」でブルーのドレスをまとった彼女が登場したとき、強烈なかわいさに衝撃が走りました。前シーズンでランウエイデビューを果たした彼女は、「ジェイ ダブリュー アンダーソン」で初のショーにしてファーストルックを飾り、私の中で印象に残っていました。その後のパリでは「シャネル(CHANEL)」「ルイ・ヴィトン」のショーや「ヴァレンティノ(VALENTINO)」「ロエベ(LOEWE)」の広告に抜擢され、モデルキャリアとして最高のスタートを切っているエヴィー。お人形さんのような美しさを、今後も見られるのが楽しみです。

ELIE INOUE:パリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける

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