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YKK創業家出身の吉田忠裕氏が取締役を退任

 YKKは3月5日、創業家出身の吉田忠裕氏(73)が取締役を退任すると発表した。6月の株主総会を経て相談役に就任する。吉田忠裕氏は常々「経営から70〜73歳で退きたい」と明言しており、それを実行に移した形だ。

 1947年1月5日生まれの吉田忠裕氏は慶應義塾大学法学部、ノースウェスタン大学のビジネススクールでMBAを取得。YKKには72年に入社、78年に取締役に就任。「善の巡環」を掲げ欧州や米国だけでなく、ブラジルや中国、アフリカなど当時は後進国だった地域を含めた世界中に進出し、YKKを世界的なファスナーの巨人に押し上げていた実父で創業者の吉田忠雄氏の後を継ぎ、93年に社長に就任した。

 忠裕氏は積極的な拡大路線を引き続き推し進める一方、社員の持株会が株式の大半を所有し、非上場を貫きながらコーポレート・ガバナンスや高いコンプライアンスの遵守、有価証券報告書の提出などを行う経営の近代化も推し進め、世界的にもユニークな企業統治システムは、世界72カ国・地域に108社を展開する原動力になった。

 2018年6月にはYKKの代表取締役会長を退き、後任には非創業家出身の猿丸雅之氏が就任していた。

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