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「アーバン・ファミマ!!」が店内を披露 日常と非日常を融合した初めてのコンビニ業態

 アーバンリサーチ(URBAN RESEARCH)とファミリーマート(FAMILY MART)は2月12日7時に、虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーに協業店舗「アーバン・ファミマ!!」をオープンする。「ファミマ!!」は大型・複合施設のオフィスワーカーに向けた、通常の店舗とは異なる店舗デザインや商品、オペレーションを兼ね備えた業態で、全国で51店舗目のオープンとなる。フランチャイズ契約を結び、アーバンリサーチが店舗運営する。

 “次世代のコンビニエンスストア”をコンセプトに、コンビニという日常とファッションという非日常を一つの店舗の中で融合することを目指した。“地域密着”を掲げるファミリーマートの企業理念に則り、平日はオフィスワーカー、週末は近隣住民に向けたさまざまなコンテンツを発信していく。

 店舗デザインは生活スタイル研究所の本田泰社長が手掛けた。天井や壁に卵の殻をリユースした塗装材や壁紙を使用したり、過去にファミリーマートで使用されていたショーケースやプラスチック製コンテナを什器として再利用したりするなど、サステイナブルなデザインを心掛けたという。店舗面積は約580平方メートル。店内は“働く時間を支援する”ファミマ!!エリア約316平方メートルと、“より個人の生活を支援する”アーバンリサーチエリア約280平方メートルに分かれる。“日常と非日常”を差別化するため、あえてレジも分けたという。

 ファミマ!!エリアには、食品が充実するほか、Tシャツやタンブラーなどのコラボ商品、「ロルバーン(ROLLBAHN)」をはじめとするセレクト文具や、近鉄百貨店でも取り扱いのある17種類の手土産などを用意する。

 アーバンリサーチエリアには、アーバンリサーチのECで人気上位のオリジナルや仕入れの中でも反応の良いものを集めた。アップサイクルブランドの「コンポスト(COMMPOST)」やトラックのタープをリサイクルしたバッグブランド「フライターグ(FRITAG)」などを取り扱い、サステイナブルなライフスタイルも提案する。アーバンリサーチの運営するギフト専門サイト「むすぶ(musve)」で扱う食品やタオル、ご祝儀袋などを並べるほか、「グリーンバー」と名付けられた中央のカウンターキッチンでは、オリジナルのカレー(750円~)や、ファミリーマートと共同開発したハンバーガー(550円)やピタパン(750円)を提供する。また、アーバンリサーチのECで扱うほぼ全ての商品を店舗に取り寄せ、試着できる「トリおけーる」機能も備える。

 店内の中央には38席の大型イートインスペースを設け、デジタルサイネージも完備。テーブルやイスなどは移動できる仕様で、今後は早朝や週末に、ヨガやワークショップなども行っていく予定だという。

 アーバンリサーチの乾展彰執行役員第一営業部部長は、「3年前に森ビルからオファーをいただいた。ファッションがサブカルチャー化し、お客さまとの接点が少なっている中でチャンスだと思い、すぐに引き受けた」と協業のきっかけを説明した。「コンビニは高度なMDやロジスティック、店舗運営など、小売業の最先端を走っており、学ぶべき点が多い。コンビニで手軽に買える傘は便利だが、廃棄問題にもなっている。少し高いが長く使えるようなアイテムを選べるような提案をしたい。コモディティーとどう差別化できるかのチャレンジだと思っている」と続けた。