ニュース

備中備後の産地ブランド「ジャパンデニム」が海外展開 「ミラノ・ウニカ」と「トラノイ」出展へ

 セレクトショップのパリゴ(PARIGOT)を手掛ける広島のアクセが2019年に立ち上げたデニム生地とデニム製品のブランド「ジャパンデニム(JAPAN DENIM)」が、世界に販路を広げる。生地は2月4~6日に開催される素材見本市「ミラノ・ウニカ(MILANO UNICA)」に、製品は2月28日~3月2日にパリで開催される製品展示会「トラノイ(TORANOI)」に出展する。そのほか2月4~9日には、“和”をコンセプトにしたミラノの複合施設テノハ ミラノ(TENOHA MILANO)にポップアップストアを開く。今後、アメリカの製品展示会への出展も予定する。

 「ジャパンデニム」は国産デニム生産量の80%以上を占める備中備後地域の産地デニムブランドを開発し、備中備後地域で生産するもの。同地域で生産されるデニムは有力ラグジュアリーブランドからデザイナーズブランド、ファストファッションまで幅広く採用しているが、事業者は守秘義務契約を結んでいるため開示されることはない。「ジャパンデニム」はそのブランド力をより高めるために立ち上げた。

 製品は、アクセが持つネットワークを生かし、デザイナーと産地をマッチングさせて開発しており、製品には、コラボレーションしたブランドやデザイナー名はもちろん、産地や事業者を明示したラベルを縫い付け、QRコードを印字している。QRコードを読み取ることで日本語と英語で事業者の情報(社名・住所・URL)などが表示され、今後のビジネスチャンスを広げるという目的がある。

 また、近年関心が高まるサステナビリティの取り組みもアピールする。CO2排出量を65%削減できる染色技術、重油使用を減らすことで40%省エネを実現したボイラーシステム、有害物質の排出ゼロの排水処理、生ごみとともにバイオ処理することによる汚泥の肥料化(年間65トンの肥料化を達成)、レーザー加工やナノバブル加工によるビンテージ加工における使用水量の削減、再生繊維の利用などに力を入れている。

 20年度にコラボレーションするのは、「アタッチメント(ATTACHMENT)」「チノ(CHINOH)」「コーヘン(COOHEM)」「クルニ(CULLNI)」「デンハム(DENHAM)」「カズユキクマガイ(KAZUYUKI KUMAGAI)」「クロ(KURO)」「ラシュモン(LACHEMENT)」「マーカウェア(MARKA WARE)」「ミュラー オブ ヨシオクボ(MULLER OF YOSHIO KUBO)」「ミュベール(MUVEIL)」「パリゴ(PARIGOT)」「レッドカード(RED CARD)」「ウジョ―(UJOH)」「アンスリード(UN3D.)」「ヤヌーク(YANUK)」の16ブランド。

 協業事業者は、染色は坂本デニム、織布はカイハラ、篠原テキスタイル、シバタ、菱友商事、明和産業、クロキ、 髙木織物、吉河織物、吉和織物の9社、縫製は大江被服、河村センイ、日本デリバリーサービス、NO LIMIT FACTORY、マルカ、ハングルースの6社、加工はアシナ、アルファ企画、小田デニム洗業、サン・プリーツ、山陽染工、四川、クワダ染業、タグチ、豊和、西江デニム、WHOVALの11社が参加する。