ゴールドウインは28日、ユニホームを提供する家電量販店ヨドバシカメラのスタッフに向けた「着こなしセミナー」を東京・青山の本社で開催した。同社は昨年4月から「ニュートラルワークス」ブランドでヨドバシカメラのスタッフのユニホームを製作。今年4月にデザインを刷新し、全国24店舗、約4000人に白いポロシャツと黒いベストを提供している。
着こなしセミナーにはヨドバシカメラから9人の若手スタッフが参加した。新ユニホームを企画したデザイナーらが素材の特徴やパターンに込めた意図、着こなしや洗濯のポイントなどを話した。ヨドバシのスタッフは熱心にメモを書き留めていた。
ゴールドウインは24年から企業向けのユニホーム事業を本格化した。今年3月には専用サイトを設けた。「ゴールドウイン」「ザ・ノース・フェイス」「ヘリーハンセン」「ニュートラルワークス」の4ブランドのBtoB専用品番から選び、企業ロゴをプリントしたり刺繍したりして提供する。昨年度で約150社から注文が入った。
同社のユニホーム事業の特徴は、ブランドロゴを残していることだ。ヨドバシカメラの白いポロシャツにも白い刺繍の「N」が目立たないように配置されている。ユニホーム事業を担当する赤木ゆい氏は「(各ブランドの)ファッション性と機能性を高い次元で両立できるのが当社の強み。ユニホームを採用活動でアピールしたい企業から引き合いが増えている」と話す。そうした企業にとって「ザ・ノース・フェイス」をはじめ同社が保有するブランドは魅力的に映る。
ヨドバシはグループの石井スポーツやアートスポーツを通じてゴールドウインとは関係性を持っていた。ヨドバシカメラの藤沢和則社長からユニホーム刷新の話があり、実現に至った。全国に店舗を持つヨドバシとの取引は、ユニホーム事業として最も大口の仕事になった。これを機に事業拡大に弾みをつける。