
YKKはこのほど、同社が開発した「3D複合引手」がドイツの国際的なデザイン賞「レッドドット・デザイン賞(RED DOT AWARD)」のプロダクトデザイン部門を受賞した。レッドドット・デザイン賞は1955年に創設されたデザイン界の有力なアワード。「プロダクトデザイン」「ブランド&コミュニケーションデザイン」「デザインコンセプト」の3部門で構成されている。
最低発注数量(MOQ)の制約を緩和し、小ロット生産を可能にした点も特徴。ブランドやデザイナーは、色やロゴ、取り付けスタイルなどを自由にカスタマイズでき、従来に比べて高いデザイン自由度を実現できる。
今回受賞した3D複合引手は、YKKのファスナー製造技術と、スタートアップ企業ヴァリルーム(Variloom)社のオンデマンド3Dプリント成形システムを融合した新製品。素材にはリサイクル可能なバイオベースTPUを採用し、3Dプリント工程を活用することで、従来の射出成形では制約となっていた形状や質感の再現性を高めた。
ヴァリルームは、三井物産が2018年に設立し、米国のシリコンバレーと東京で活動するベンチャー支援のムーン・クリエイティブが支援するスタートアップ企業。主に3Dプリンタ用の素材や製品を展開している。