長く、そして過酷になった日本の夏は、もはや一部の対策では乗り切れない。暑さ対策はアウターやインナーといったウエアにとどまらず、日焼け止めや汗ふきシート、クールシャンプー、日傘、さらには寝具やハンディファンまで、身につけるものから生活空間へと広がっている。本特集では、こうした多層化する製品群を「サマーテック」と定義し、今夏注目のアイテムを一挙に紹介する。(この記事は「WWDJAPAN」2026年4月27日&5月4日合併号からの抜粋です)
レアメタル生まれ、瀧定名古屋育ち
遮熱&発熱の革新素材「ソラメント」
この数年、ファッションとビューティの両分野で注目が高まっているのが「近赤外線のカット」機能だ。紫外線(UV)のカット機能については、日焼け止めや日傘などの多くの製品で実装している物が多い。ただ、老化を防ぐなどの肌のケアという意味でより重要なのは、肌の深部にまで影響を及ぼす近赤外線の方だ。
その近赤外線ケア素材の、震源地とも言えるのが、繊維商社の瀧定名古屋が住友金属鉱山とタッグを組んで展開する「ソラメント(SOLAMENT®)」だ。瀧定名古屋は近赤外線の波長を効率的に吸収するレアメタル由来の原料を繊維に練り込んだ「ソラメント」テキスタイルの開発を2016年からスタートした。
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