猛暑の常態化は、ファッションとビューティのあり方を変え始めた。遮熱素材や冷却ウエア、日傘、気象データ活用まで広がる「サマーテック」は、快適性に加え、売り方や商品開発そのものを再定義する新たな市場を形成している。「猛暑常態化」後のファッション&ビューティビジネスのあり方を聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2026年4月27日&5月4日合併号からの抜粋です)
暑い日に「脱ぐ」から「着る」へ
常夏時代のワークマンの服作り
猛暑の常態化は、これまでファッション市場において“売り上げを鈍らせる要因”とされてきた。「暑すぎると外出が減り、服は売れない」というのが長らく業界の常識だった。だが、その前提を覆し、「暑いからこそ売れる服」へと転換させたのがワークマンだ。
同社は作業服で培った機能開発力を背景に、一般消費者向け市場へと進出。「快適性」を軸に据えた商品群で支持を広げてきた。柏田大輔ワークマン製品開発部長は「この数年の暑熱は生命を危険にさらしている。その意味では作業服も一般ウエアも求められている役割は同じ。だから当社の製品が注目を集めている」と語る。
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