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「ジョン エリオット」を米アパレル企業が買収 スケートカルチャーを着想源とするLAブランド

米アパレル企業セントリック・ブランズ(CENTRIC BRANDS)と、「キス(KITH)」への出資で知られるサム・ベン・アブラハム(Sam Ben-Avraham)は、米メンズウエアブランド「ジョン エリオット(JOHN ELLIOTT)」を買収したようだ。情報筋の話として米「WWD」が報じた。

本件について、セントリック・ブランズおよびベン・アブラハムからのコメントは得られなかった。なお、いずれもプレスリリースなどは発表していないが、セントリック・ブランズの公式サイトのブランド一覧に「ジョン エリオット」が掲載されている。

ジャスティン・ビーバーやカニエが愛用

「ジョン エリオット」は、デザイナーのジョン・エリオットと友人であるビジネスパートナーのアーロン・ラヴィー(Aaron Lavee)が2012年にロサンゼルスで設立。バスケットボールやスケートボードカルチャー、ストリートウエアにインスパイアされた同ブランドは、ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)やカニエ・ウェスト(Kanye West、当時)らセレブリティーのほか、バスケットボール選手のレブロン・ジェームズ(LeBron James)らアスリートが愛用したことで瞬く間に人気を博した。15年にはニューヨーク・ファッション・ウイークに初めて参加し、15-16年秋冬コレクションを披露。16年には、アメリカファッション協議会(COUNCIL OF FASHION DESIGNERS OF AMERICA、CFDA)が主催する「CFDAアワード」でメンズウエア部門のデザイナー・オブ・ザ・イヤーにノミネートされた。23年春夏シーズンからは、パリおよびロサンゼルスのファッション・ウイークに参加しコレクションを発表。しかし、コロナ禍後は業績が低迷し、25年4月には事業の売却を検討しているのではないかと複数の海外メディアが報じた。その際、米ブランド管理会社オーセンティック・ブランズ・グループ(AUTHENTIC BRANDS GROUP)も獲得に関心を示していたものの、同社の買収基準の一つとされる“年商10億ドル(約1560億円)以上”に満たなかったため見送ったという。

なお、「ジョン エリオット」は最盛期には6店の直営店を構えていたが、ニューヨーク・マディソンアベニュー、フロリダ州マイアミ、コロラド州アスペン、カナダ・トロントの店舗は閉店。現在はロサンゼルスとニューヨークの旗艦店のみとなっている。日本では、一時期サザビーリーグが代理店を務めていた。

セントリック・ブランズについて

セントリック・ブランズは1987年の設立。100以上のブランドとライセンス契約を締結して商品デザイン、調達、卸などを担うほか、「アヴィレックス(AVIREX)」「ロバート・グラハム(ROBERT GRAHAM)」「フェイバリット ドーター(FAVORITE DAUGHTER)」などのブランドを保有。

ベン・アブラハムは、前述の「キス」への出資のほか、セレクトショップのアトリウム(ATRIUM)を手掛け、ストリート系の合同展示会プロジェクト(PROJECT)を立ち上げたことでも知られている。

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