ビューティ

ロート製薬「オバジ」が25周年で主力美容液を全面刷新 ブランド商標権取得で成長アクセル加速

ロート製薬は2026年2月10日、スキンケアブランド「オバジ(OBAGI)」がブランド誕生から25周年を迎えるのを機に主力ビタミンC美容液“オバジCセラム”シリーズを全面リニューアル発売する。周年記念に加え、11月に日本国内における「オバジ」関連の商標権取得も重なり、さらなる成長へのアクセルをかける。

刷新する“オバジCセラム”は2001年のブランド誕生以来5代目となる進化版。「前の『オバジ』を必ず超える」という独自ルールのもと、妥協なき研究開発を積み重ねてきた。新たに配合したイリス根エキスが“細胞内のビタミンCを高める”という世界初(同社研究による)のアプローチを採用し、25年以上続けてきたビタミンC研究の到達点として位置づける。

高浸透と使用感の向上を図るため、皮膚表面の拡散性と角層へのなじみを促す浸透技術アドバンスドCコントロールEXを採用。ビタミンCを高濃度に配合すると結晶化するという課題をクリアした3-グリセリルアスコルビン酸を配合しベタつきがなく保湿感が得られる仕様とした。開発者は「25年以上の研究の集大成で、間違いなく最高の仕上がり」と自信をみせた。

ラインアップは、肌悩みや濃度に応じて選べる4種。“オバジC5セラム”(12mL、3300円)は毛穴やキメ、ざらつきが気になる人に、“オバジC10セラム”(12mL、4400円/26mL、7700円)はそれらに加え乾燥が気になる人に向ける。“オバジC20セラム”(15mL、8800円)はさらにくすみにもアプローチし、“オバジC25セラム ネオ”(12mL、1万1000円)はハリ・乾燥小ジワまで対応する。4品を通じて、滑らかさ・均一感・ハリ感を備え、環境変化にゆらぎにくい“自ら光を放つような肌=オバジグロウ”の実現を目指す。

5月に社長に就任した瀬木英俊ロート製薬社長は、「『オバジ』との出合いは当社のスキンケアの未来が動き出した原点。24年間で累計1200億円以上を売り上げた挑戦の象徴だ」と語る。さらに「商標権の取得によって、日本のあらゆる販売チャネルで、これまで以上に『オバジ』を大きく育てるフェーズに入った」と今後の成長戦略に意欲を示した。

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