ルミネは9月12日、「ニュウマン高輪」を開業した。JR東日本グループが6000億円を投じて開発中の大型複合施設「高輪ゲートウェイシティ」の中核となる。挨拶に立った表輝之ルミネ社長は「100年先の未来に出合う、という挑戦を掲げた。ここからがスタート。お客さまや出店者の皆様と一緒に真っ白なキャンバスに未来を描いていく」と語った。
開業前には高輪ゲートウェイ駅前に目測で2000人以上が行列を作り、11時の開業後に多くの人が詰めかけた。「マルティニーク(MARTINIQUE)」など4店舗を出店するビギグループの武内一志会長は、「多彩なファッションブランドに加え、コスメ、カフェ、レストランなどがミックスされ、歩いているだけで楽しくなる施設だ。トラフィックの多い場所にあるこれまでのルミネやニュウマンとは異なり、まさにゼロから立ち上がった施設。足元の富裕層など楽しみな点も多く、他の出店者も含めて一緒に盛り上げて行きたい」と語った。
「ニュウマン高輪」は、約5万㎡に期間限定店を含めると177店舗が出店する。「ニュウマン」としては新宿、横浜に次ぐ3館目だが、乗降客数の多い駅直結の新宿や横浜とは異なり、高輪ゲートウェイ駅という新駅に位置しており、トラフィックを自ら作るという意味でルミネにとっては新しい挑戦になる。日本全国から集めた500本を植樹した地上150m(28・29階)の飲食フロア「ルフトバウム」、「プラダビューティ」「シャネル」「ユナイテッドアローズ」などのファッションやコスメの有力ブランドやショップが出店している。