第3子妊娠中のリアーナ(Rihanna)のマタニティコーデに注目が集まっている。8月25日(現地時間、以下同)、ロサンゼルスでキャッチされた彼女は、トム・フォード(Tom Ford)が「グッチ(GUCCI)」のクリエイティブ・ディレクターを務めていた頃のヘビ革バッグを片手に姿を見せた。
リアーナは、グラフィック柄のロングスリーブシャツと流れるようなストライプパンツを組み合わせ、トレンドの“デイジャマ”(デイ=日中に着るパジャマ)を彷ふつとさせるルックに身をつつんだ。中でも際立っていたアイテムは竹製のハンドルが付いた「グッチ」のヘビ革バッグだった。これは、フォードが1996年春夏ウィメンズ・コレクションで発表したアイテムだった。煌びやかなアクセサリーを重ね付けし、唯一無二のマタニティルックを完成させた。
フォードが96年に手掛けたコレクションでは、複数のアニマルプリントをモチーフに、ヘビやゼブラ柄などを用いたルックが生まれた。レースも多用され、90年代半ばの感性を反映した、親しみやすく、グラマラスな解釈が施されていた。
ここ数年、現代でも90年代風の美学が復活を遂げ、Z世代を中心にY2Kトレンドが主流となった。ローライズジーンズやバレエシューズなど、いま風にアップデートされたアイテムがストリートスタイルからレッドカーペットまで幅広く浸透している。
リアーナも例外ではなく、「シャネル(CHANEL)」や「グッチ」などのファッションブランドからビンテージのアーカイブ品を調達し、独自のスタイリングに取り入れている。