ファッション

ジョナサンが語る新生「ジェイ ダブリュー アンダーソン」 偏愛するクラフトで描く夢

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ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)のシグニチャーブランド「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」(以下、JW)は、2026年プレ・スプリングから大幅にリブランディングした。「JW」の新たな方向性とジョナサン自身の目標、そして25-26年秋冬をもってクリエイティブ・ディレクターを退任した「ロエベ(LOEWE)」への思いについて語った。

新生「JW」の探求はテレンス・コンランの思想から

リブランディングの第1弾となる26年プレ・スプリングは、彼の親しい友人や知人をフィーチャーしたルックブック形式で発表した。これまでは毎シーズン、ファッションとアクセサリーを中心にショー形式で発表していたが、今後は定番とするラグジュアリーなワードローブやジュエリー、サングラスに加え、ブランドの拠点としてきたイギリスやスコットランドなど産地のモノ作りを伝える工芸品やアートピース、インテリアグッズなどをラインアップ。中には、長年交流のあるサプライヤーや職人による家具やビンテージの園芸工具、テキスタイル、一般公開もされている歴史ある邸宅、ホートン・ホール(Houghton Hall)で生産された蜂蜜も取りそろえる。

このプロジェクトをスタートするにあたってジョナサンは、「ザ・コンランショップ(THE CONRAN SHOP)」の創業者、故テレンス・コンラン(Terence Conran)卿に思いをはせた。デザイナーであり、経営者であり、レストラン経営者だったコンラン卿は、戦後イギリスのライフスタイル文化を革新させたパイオニアとも言われる存在で、「彼のショップが今の時代に誕生していたら、どんなものになっているだろうか」と考えをめぐらせたという。

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