ファッション

「ディオール」、ジョナサン・アンダーソンが手掛けたデザインをデビューショーに先駆け公開 エムバペが着用する映像で

ディオール(DIOR)」のジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)新クリエイティブ・ディレクターは、3日後に控える2026年春夏メンズ・コレクションでのデビューに先駆け、サッカー選手のキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)を起用した2本の短編映像を通して同メゾンのために手掛けたデザインを初公開した。アンダーソンは数日前から、1982年にアンディ・ウォーホル(Andy Warhol)が撮影したジャン・ミシェル・バスキア(Jean-Michel Basquiat)のポートレートなどコレクションのムードボードや新たな視点で解釈した“ブックトート”の写真をティザーとして公開しており、それに続くものになる。

シューベルトの「未完成交響曲」が流れる映像の中で、エムバペは水色と白のストライプシャツに、赤と紺のストライプネクタイを締め、グレーのヘリンボーンウールジャケットを着用。もう1本の映像では、クラシックなブラックタキシードに白のウィングカラーシャツをまとい、黒のボウタイを結ぶ様子が捉えられている。

2021年から「ディオール」のグローバルアンパサダーも務める彼について、アンダーソンは「キリアン・エムバペはその世代の声を代弁する存在で、スポーツ界のみならず多くの人々にインスピレーションを与えている。これらの映像は、彼がメゾンのアンバサダーにふさわしい魅力とカリスマ性を表現している」とコメントした。

27日の現地時間14時30分(日本時間同日21時30分)からパリで開かれる「ディオール」の 26 年春夏メンズショーは、今季のメンズ・コレクションで最も注目されているショーの一つ。今回公開されたファーストルックは、フリルのついたブルマショーツやカラフルなパッチワークセーターを男性向けに提案することでも知られるアンダーソンが、より保守的な方向に向かうことを示唆しているようでもある。

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