
フランス・オートクチュール&モード連盟(Federation de la Haute Couture et de la Mode)は、6月に開催する2026年春夏パリ・メンズ・ファッション・ウイーク(以下、パリメンズ)の暫定スケジュールを発表した。日程は6月24~29日(現地時間、以下同)で、公式スケジュールとして70ブランドがショーやプレゼンテーションを行う予定。
今季のパリメンズのハイライトは、6月27日に行われる「ディオール(DIOR)」のショーだろう。今年3月にLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が擁する「ロエベ(LOEWE)」を離れ、4月に同じくLVMHが擁する「ディオール」の新メンズ・アーティスティック・ディレクターに就任したジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)が、デビューコレクションを披露する。
「サンローラン」が公式カレンダーに復帰
「サンローラン(SAINT LAURENT)」は、23年1月以降はオフカレンダー(公式スケジュール外)でショーを開催していたが、今季は公式カレンダーに復帰。6月24日にショーを開催する。また、3月にジュリアン・クロスナー(Julian Klausner)新クリエイティブ・ディレクターによるデビューコレクションを発表した「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」は、6月26日にメンズを初披露する。
そのほか、ショースケジュールに名を連ねるのは「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「エルメス(HERMES)」「リック・オウエンス(RICK OWENS)」「ルメール(LEMAIRE)」など。日本からは「コム デ ギャルソン オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」「ジュンヤ ワタナベ マン(JUNYA WATANABE MAN)」「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」などが参加する。なお、「サカイ(SACAI)」は今回、6月26日にプレゼンテーション形式でコレクションを披露する。
今季のパリメンズを欠席する主なブランド
ジョナサンの後任として、「プロエンザ スクーラー(PROENZA SCHOULER)」の創業者であるジャック・マッコロー(Jack McCollough)とラザロ・ヘルナンデス(Lazaro Hernandez)を4月に迎えたばかりの「ロエベ」は、今季のパリメンズは欠席。9月のパリ・ファッション・ウイークで初コレクションを発表するという。
ほかにも、パリメンズに先駆けて行われるミラノ・メンズ・ファッション・ウイークに参加する「ポール・スミス(PAUL SMITH)」や、9月のパリコレでコーエド(男女合同)のショーを発表する「ランバン(LANVIN)」も、今回は不参加となる。