PROFILE: 坂田周平/PROFESSIONAL事業本部 東日本営業部第二支店支店長代行

現場と経営層とをつなぐ需要な役割を果たすのが、中間管理職(課長クラス)だ。プレイヤーでありながら、マネジャーとしてチームメンバーを鼓舞し、成果を出す――ファッション&ビューティ企業で活躍する、そんな「令和のプレイングマネジャー」たちに、マネジメントの秘訣を聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2025年7月14日号からの抜粋です)
B-EX
今年の1月から管理職になり、サロン専売品の販売営業とチームのマネジメントを並行して行っているのが、ビーエックスの坂田周平さんだ。「美容メーカーの営業として、製品を卸す美容代理店と、その先の美容室の両方と関わっています。プレイングとマネジメントの比率は、感覚的には半々くらい。メンバーが自発的に動いてくれるので、マネジメント業務は最小限に抑えられています。チームには3人の部下と、美容師向けの講習を行うインストラクターが1人所属しており、皆20代で社歴も近い」と仕事の現状を語る。
MY RULES
〇 否定しない
〇 最終的な決断は本人に
〇 怒るときは理由を添えて
マネジャー職のやりがいは、「メンバーが主役となって現場で力を発揮し、お客さまや社内から評価を得られた瞬間に感じる」という。「メンバーの個性や強みを生かして出した結果は、本人にしか成し得ないこと。それを自分のことのようにうれしく感じます。例えばネイルをしていたり、ジムでの自撮りをSNSに投稿したりする個性的な男性メンバーがいるのですが、そうした個性を潰さずに結果を出すことで“そのやり方が正解だった”と証明できる。それは大きなやりがいにつながります」。
“メンバーの個性を尊重する”という考え方は、子どもの頃に培われた。「子どもの頃、親が選んでくれる服が少し変わったデザインで、“他と違うのはかっこいいこと”という価値観が自然と身につきました。周りと同じでいるのが、むしろ嫌でした」。そうした価値観は、坂田さんがこだわる“部下と接するときの3つのマイルール”に結実している。
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