
企業が求める令和のプレイングマネジャー(課長クラス)像とは?ファッション&ビューティ企業160社超にアンケートを送付したところ、84社の人事部から回答を得た(社名や回答者の非公開選択可)。各社の回答から、今マネジメントをする上で重要視されている要素をまとめた。(この記事は「WWDJAPAN」2025年7月14日号からの抜粋です)
Q1. 課長クラスのマネジャーに対して、
どのような資質・能力を求めていますか?
(3つまでの自由記述を集計)

・リーダーシップ、コミュニケーション力、KPI達成力(伊藤忠商事)
・未来を創造する変革リーダーシップ。人とチームを育て、強い組織カルチャーをつくるリーダーシップ。ビジネスに強いだけでなく、感性や人間力を兼ね備えたリーダーシップ(資生堂)
・リーダーシップ、コミュニケーション力、プレイヤーとしての実績・経験(アダストリア)
・リーダーシップ、部下育成力、業務遂行力(マークスタイラー)
・オーナーシップ、コミュニケーション力、クリエイティビティー(ラッシュジャパン合同会社)
・ブランド愛、プロデュース力、タスク分解能力(マッシュホールディングス)
・営業計画を立案・実行し、数値目標を達成する能力。多様な部下の理解と育成力。プレイヤーとしての販売力・営業力(高島屋)
・人間力(リトルリーグ)
・ビジネス思考、人材育成・人材開発、社内外問わないネットワーク構築(ジョイックスコーポレーション)
POINT 1:
「管理型マネジメント」から「支援型・共創型マネジメント」へ
令和のプレイングマネジャーに求められるのは、リーダーシップとコミュニケーション力を軸に、成果と人材育成を両立させる力。自ら手本を示しつつ、部下の意見に耳を傾け、納得感のある対話を通じてチームを導く姿勢が重視される。変化に柔軟に対応しながら、ビジョン共有と心理的安全性を担保し、組織と個人の成長を共に実現できる存在が、理想像といえる。
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