
東京都赤坂にあるANAインターコンチネンタルホテル東京は、1986年に東京全日空ホテルとして開業して以来、来年で40周年。そんな長い歴史を持つ同ホテルは、2023年10月から約15カ月に渡り大規模改装を実施。“展開する東京”をキーワードに客室やカフェ、バーの改装や宿泊客専用ラウンジ“クラブインターコンチネンタルラウンジ”の増床が行われました。今回は実際に1泊2日の滞在を経て見つけた、宿泊者にも、ビジターにもおすすめしたい楽しみ方を紹介します。
現在801の客室を有するANAインターコンチネンタルホテル東京。中でもおすすめの客室は各フロアの角に位置する“水スイート”と“空スイート”。“水スイート”は旧シングルルームとダブルルームをつなげて作られた52平米の広さを誇り、“空スイート”は寝室とリビングルームが分けられ、大きなウォークインクローゼット付き。どちらも広々と空間を使うことで、ファミリーや長期滞在者も快適に過ごせる居住性を重視して作られたといいます。室内には折り紙をモチーフとした幾何学模様を配し、やわらかくどこか日本的な色彩を感じるインテリアに仕上げられています。
さらに広々、快適になった
“クラブインターコンチネンタルラウンジ”

そしてANAインターコンチネンタルホテル東京に泊まりたい理由といえば、クラブルーム、スイートルーム合計193の客室に宿泊する顧客のみが使用できる35階、36階の“クラブインターコンチネンタルラウンジ”。元々35階のみだったフロアを増床した同ラウンジだけで楽しめるアフターヌーンティーやイブニングカクテル、ブレックファストは、初めての滞在なら必ずトライしてもらいたいサービス。ホテルでゆったり食を楽しみたい人にぴったりで、子どもも入れるのでファミリーにもおすすめ。
「ロンネフェルト」の紅茶と楽しむ
和洋のアフターヌーンティー

ホテル内の多くのレストランにもありますが、クラブラウンジでも季節ごとの素材を用いたアフターヌーンティーが楽しめます。ともにいただくのは、「ロンネフェルト(RONNEFELDT)」の香り高いブレンドティー。ケーキやスコーン、チョコレートのほか、笹団子や抹茶のドーナツなど、和テイストのスイーツもラインアップ。多すぎず、少なすぎずの量が大人にはありがたい。14〜16時までの間、ゆったりと楽しめます。
「モエ・エ・シャンドン」に「テルモン」も!
タパスと味わうイブニングカクテル
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16時までのアフターヌーンティー後、17時半〜19時半まではイブニングカクテルタイム。「モエ・エ・シャンドン(MOET&CHANDON)」のほか「テルモン(TELMONT)」のシャンパンもフリーフローで楽しめるのはこのホテルならでは。シャンパンのほか、カクテルやモクテル、ソフトドリンクもラインアップし、日替わりのタパスとともにぜいたくな夕刻の時間を過ごせます。寿司やチーズなど種類豊富なブッフェもあるので、夕食は軽めでOKという方はここで食事を済ませるのも良いでしょう。
選べるメーンとブッフェスタイル
ブレックファストは11時まで
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ナイトライフを楽しみたい宿泊者にとって、朝食時間はゆっくりめだとありがたい。クラブラウンジの朝食は朝7〜11時まで利用でき、和食、洋食から選べるメーンとブッフェをゆったり味わえます。私はベーコンやスクランブルエッグがワンプレートになった“モーニング・ブースト”をチョイス。朝からしっかり食べたい人にぴったりです。そのほか、ヘルシー派の人におすすめな“スパセット“、エッグベネディクトやオムレツなど選べる卵料理や、和朝食もあります。
ビジターにもおすすめ
秘密の隠れ家的バー
宿泊客だけではなく、ビジターにもおすすめしたい同ホテルの魅力といえば、13にも及ぶレストランとバー。カジュアルシーンからお祝い事まで、さまざまなコンセプトで世界各国の味わいが楽しめるお店が並び、館内の飲食店を巡るだけでもワクワク。
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広報担当者のおすすめは36階のミックス バー&ラウンジ。こちらも改装に伴いリニューアルを行なった店舗で、マネージャーのカドカ・アンジャンさんが考案した世界各都市をイメージしたカクテルと36階ならではの夜景がウリ。「お客様の多くはエントランス付近でお待ち合わせをするのですが、実はこのミックス バー&ラウンジでのお待ち合わせもおすすめ。ここでお待ち合わせをして、1杯飲みながらその日のお出かけのプランを相談するのはいかがでしょう」と、ツウな楽しみ方を教えてくれました。
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また、個人的に気になったのは3階にあるメインバー ダビンチ。平日のみ18〜24時まで営業している、都内でも数少ないホテル内にあるシガーバーです。館内で唯一喫煙が可能な店舗で、葉巻や煙草を嗜む大人の秘密の隠れ家として人気。もちろんお酒も幅広く取り扱い、木目調の落ち着いたムードは愛煙家以外も楽しめるはず。2000本を超えるボトルキープが、その人気を物語ります。
バー以外にも、各国のテイストが楽しめるレストランが11店舗。プロジェクションマッピングを採用したル・プチシェフや、立派な庭園を有する日本料理 雲海、珍しい飲茶のアフターヌーンティーを提供する中国料理 花梨など、個性豊かな店舗がそろいます。
「モエ・エ・シャンドン」を片手に楽しむ
夏季限定のガーデンプール

9月30日までの期間、ぜひ訪れたいのが開放感のあるガーデンプール。夜22時まで利用できるこのプールサイドで飲む「モエ・エ・シャンドン」のシャンパンは格別。アルコール以外にもソフトドリンクやスナックも展開しているため、1人でまったりぜいたくな時間を過ごすもよし、友達同士やカップル、ファミリーで過ごすもよし。もちろんビジターも利用できます。
紹介したもののほかにも、タイ生まれのナチュラルスキンケアブランド「タン(THANN)」のスパやジム、サウナ(男性のみ)などさまざまなサービスがそろうANAインターコンチネンタル東京。暑い夏だからこそ、ホテルから出ずに楽しむ“おこもりステイ”にもぴったり。ビジターも楽しめるレストランやバー、プールも必見です。日常から少し離れたぜいたくな滞在を、自分へのごほうびにしてみてはいかがでしょうか。