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住友商事が化粧品ODM事業へ本格参入 イタリア大手のインターコスとタッグ

 住友商事は、ライフサイエンス分野の子会社である住商ファーマインターナショナル、イタリア発の世界的ODM企業のインターコス(Intercos S.p.A.)の2社と共に、日本での化粧品ODM事業に本格参入する。2018年度内に共同で事業会社の設立や研究施設の開設を計画し、日本の化粧品メーカーを対象に商品を提供していく。

 インターコスは世界の化粧品メーカーに向けて商品の設計や企画提案、受託製造までを行うODM(Original Design Manufacturing)事業を手掛ける世界的企業で、1972年に設立。現在は世界約430社にサービスを提供しており、特にカラーメイクアップやスキンケア分野で支持されている。現在は欧州や米州、中国、韓国などを中心に世界11カ所に研究拠点を、15カ所に製造拠点を保有しているが、日本での取り引きは行っていなかった。

 住友商事と住商ファーマは、10年9月に米国の化粧品素材販売会社であるプレスパース(Presperse, Inc.)を子会社化している他、ブラジルのコスモテック(Cosmotec International Cosmetic Specialties Ltda.)、韓国の化粧品素材技術ベンチャーであるバイオジェニックス(Biogenics, Inc.)などにも出資を行い、国内外の化粧品メーカーへ化粧品素材提供事業を手掛けてきた。素材提供に強みがある住商とODM事業に定評があるインターコスは、協業することで日本化粧品市場での売り上げを拡大していく狙いがある。

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