ビジネス

米「ティーン ヴォーグ」休刊 コンデナストが業務削減に踏みきる

 企業のスリム化を進めている出版社コンデナスト(CONDE NAST)の一連の取り組みがいよいよ大詰めだ。同社はすでに新規採用を凍結しており、全社員の2.5%にあたる80人を削減する。また、部署ごとの予算も削減されると見られており、業績の悪い部署や媒体は最大20%の予算カットとなる見込みだ。

 また情報筋によると、コストカットに伴い同社傘下の「ティーン ヴォーグ(TEEN VOGUE)」の休刊が決まった他、「GQ」「グラマー(GLAMOUR)」「アリュール(ALLURE)」などは年12回から11回へ、「ボナペティ(BONAPPETIT)」は年11回から10回へ、それぞれ頻度を減らして発行するようだ。なお、「ヴァニティ・フェア(VANITY FAIR)」「ヴォーグ(VOGUE)」「ワイアード(WIRED)」「ザ・ニューヨーカー(THE NEW YORKER)」「ブライズ(BRIDES)」は現状維持だという。

 同社は今年始めに従業員100人を解雇した他、媒体の垣根を越えて部署を統合するなど改革を行ってきた。今回予定されている大規模な業務削減や休刊・発刊頻度削減について、同社のコメントは得られなかった。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。