ビューティ

ビーガンヘアケアブランドが登場 ミレニアル世代にもアプローチ

 ドイツ発プロフェッショナル向けヘアケアブランド「シュワルツコフ プロフェッショナル(SCHWARZKOPF PROFESSIONAL)」などを展開するヘンケルジャパンは、プレミアムビーガンヘアケアブランド「オーセンティック ビューティ コンセプト(AUTHENTIC BEAUTY CONCEPT)」を9月2日からヘアサロンを通して販売する。硫酸塩やパラベン、シリコーンを一切含まず、卵や乳製品を含む動物性の成分も一切使用しない、ビーガンにこだわったシャンプーやトリートメントなどのホームケア3ライン全9品と、サロン専用アイテム4品をそろえる。価格帯は3000〜4200円。過剰に着飾るのではなく、飾らない真実の美しさと向き合うためにビーガンを選択するという価値観に共感するヘアサロンにのみ導入し、全国20万件以上あるサロンのうち1%にあたる2000軒程度での展開を予定する。

 ホームケアの3ラインは、ビーガンフードとして人気が高く古代から栄養価の高さに注目されるデーツとシナモンを配合するカラーヘアライン「グロウ」、夏の日差しの下でも生き延びる生命力と保水効果の高いマンゴーとバジルのエキスを配合するドライヘアライン「ハイドレート」、ビーガンにおいてハチミツの代わりに用いられるメープルシロップとピーカンナッツが、ダメージを受けた髪を補修するダメージヘアライン「リプレニッシュ」。サロン専用アイテムは洗浄力の高いシャンプー1品と、髪の状態に合わせてマスクに加えるエッセンスを各ラインでそろえる。

 自然のパワーを存分に発揮させるために、製造において超音波分解と水蒸気蒸留のテクノロジーを活用。植物のエッセンスを慎重に濃密に抽出して原材料の機能を保つことに成功した。また、サステイナブルな原材料を選ぶため、働く環境や金銭面において生産者がより豊かな生活を送ることを目指す制度Sustainable Guar Intiative(SGI)に加入するインドの生産者から原料を調達する。

 同社マーケティング担当者は、「現在オーガニックに比べてビーガンは10分の1の市場規模だが、伸長率はオーガニックが2%ほどなのに対してビーガンは6.5〜7%。特にミレニアル世代に興味を持っている人が多い。今後、さらに市場規模は拡大していくだろう」と述べた。先行導入サロンの安齋由美「ショスピエアンレトン」代表は「30代ぐらいの頭皮や肌環境に良いものを使いたいという人にアプローチする。実はビーガンに興味を持っている人は多いはず」と話し、潜在的なニーズに期待をみせた。

【エディターズ・チェック】
シュワルツコフプロフェッショナルの「ファイバープレックス」シリーズなど、ヘアカラーの印象が強かったヘンケル社。これまでのイメージと違う“ビーガン”というコンセプトに個人的に驚きながらも、「ヘアカラーが定着した今だからこそ2019年はヘアケアへと舵を切る」という考え方に納得です。先日のたった5分で髪の内部まで測定する「スマートアナライザー」の導入開始もその一環。髪の毛に負担がかかる施術もきちんとケアをすることで可能となり、消費者の選択肢がますます増えていくことに期待しています。またドライヘアライン「ハイドレート」を使用してみましたが、乾かした後に濃厚なマンゴーの甘い香りが強く残りました。もちろん優しい使い心地ではありますが、ビーガン=ほのかな香りをイメージしていたのでパンチの強さに驚きました(笑)。

最新号紹介

WWD JAPAN

デジタルコマース特集2020 コロナで変わったもの/残すべきもの

「WWDジャパン」10月26日号は、デジタルコマース特集です。コロナ禍でデジタルシフトが加速し、多くの企業やブランドがさまざまなデジタル施策に注力していますが、帰るべきものと残すべきものの選別など、課題が多いのが現状です。今年はそんな各社の課題解決の糸口を探りました。巻頭では、デジタルストアをオープンしたことで話題の「シロ(SHIRO)」の福永敬弘=専務取締役やメディアECの先駆け的存在「北欧、暮…

詳細/購入はこちら