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パパラッチVSジジ・ハディッド訴訟に新展開 裁判所がパパラッチの訴えを退ける

 今年1月に第三者が撮影した自分の写真を無許可でインスタグラムに転載したことが著作権侵害に当たるとしてニューヨークに拠点を置くエクスクルーシブ・リー(XCLUSIVE-LEE INC.)社がモデルのジジ・ハディッド(Gigi Hadid)を提訴した件について、裁判所は7月18日、エクスクルーシブ・リー社が訴状を提出した時点で争点となった写真を著作権登録していなかったことを理由にエクスクルーシブ社の訴えを棄却した。

 米国では3月に著作権登録が完了するまでは原則として著作権侵害訴訟を起こすことができないという最高裁判決が出ている。本件もこの最高裁判決の結果を受けた判断となった。

 エクスクルーシブ・リー社の代理人弁護士は、「(エクスクルーシブ・リー社は)最高裁判決が出る前から著作権登録を申請していたが、3月に最高裁判決が出てしまい、タイミングが悪かった。最高裁判決によって今回のように訴えを却下されるケースが出ている。米国著作権局は多忙を極め、承認されるまでに6カ月から最長で1年ほどかかるケースもある」と最高裁判決の影響を訴える。一方でジジの代理人弁護士は、「無意味な訴訟を取り下げるよう求めたわれわれの主張が認められたことをうれしく思う。著作権法の基本的な要件を満たさず、ハディッド氏から和解を引き出すためだけに起こされた訴訟だ」とコメントした。

 エクスクルーシブ・リー社の代理人弁護士によると、同社は約9カ月前に著作権登録を出願しており、承認され次第、ジジを再度提訴に踏み切るかを検討中だという。