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「レショップ」が「コモリ」と“王道服”をヒントにした新ブランド 好みや体型で選べるサイズ展開の限界に挑む

 ベイクルーズの運営する「レショップ(L'ECHOPPE)」は5日、「コモリ(COMOLI)」の小森啓二郎デザイナーとタッグを組み、オリジナルブランド「LE(エルイー)」をスタートした。“LE”とはフランス語で、“定番”や“王道”を指す際に使われる“THE”の意味。メンズの“王道”アイテムの着丈や身幅などを数パターン組み合わせ、多数のフォームで展開するのがブランドの特徴だ。初回はシャツ(1万6000円)、Tシャツ(6000円)、イージーパンツ(1万5000円)を用意した。

 「レショップ」の金子恵治ディレクターは「既製服にはなかったフォームを既製服で実現するというのがテーマ。世界中の服を見渡しても“SML”のサイズ展開が中心で、同じバランスでしか着られない。もっとさまざまな体型の人に向けたフォームを用意できたら素敵だなと思った」と話す。アイテムは、“王道”と呼ばれる「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」のシャツ、「ヘインズ(HANES)」のTシャツ、「グラミチ(GRAMICCI)」のパンツからインスピレーションを得た。「『レショップ』は“白飯(定番)に合うお惣菜”のようなアイテムをそろえた店だが、今回の『LE』は白飯の部分。立ち上げから4年半が経ち、実は白飯の部分が無くみんな困っていることに気づいた」。

 シャツはレギュラーカラーとボタンダウンシャツの2型、Tシャツがネック(リブ)の高さ違いの2型。それぞれ、「スリム・スタンダード・ワイド」の3パターンの身幅と、「ショート・スタンダード・ロング」の3パターンの着丈を組み合わせた9サイズ展開で、全18パターン。パンツはローライズとハイライズの股上違いの2型4サイズ展開で、全8パターンをラインアップする。日本の既製服に用いるサイズ設定「A体」や「Y体」などを参考にしたという。「全くないフォームを作るのではなく、フィットさせるためのサイズスペックを王道のアイテムに落とし込んだ。サイズのトレンドはファッションには必然の要素だが、サイズを豊富に用意すれば時代の変化にも対応できる」。

 今回タッグを組んだ小森デザイナーは、ベイクルーズグループのエディフィス(EDIFICE)出身だ。「小森デザイナーとは16~17年前からの仲で、お互いの良し悪しをよく理解している。バランスの取れるデザイナーで、デザインの引き算が非常に上手い。王道のアイテムを見直し作る上で、引き算することが最も大事だと考えた」と金子ディレクター。

 今後はカラーや素材、アイテムのバリエーションも増やしていく考えで、ブレザーやチルデンニット、キャップなどの計画もある。「市場で王道と言われているけど、無いモノを作りたい。欧米人に向け、“スーパーロング”や“スーパーワイド”などのサイズ展開もできるので大きな可能性を感じている」と、海外展開も視野に入れる。東京・表参道の直営店とオンラインストアで販売し、グループ内のショップでポップアップなども検討する。