ファッション

「ディオール」のマリア・グラツィア・キウリがバレエ衣装を制作 伊ローマ歌劇場の公演で

 「ディオール(DIOR)」のアーティスティック・ディレクターを務めるマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)が、3月29日~4月2日にイタリア・ローマ歌劇場で開催されているバレエ演目「ニュイ ブランシュ(Nuit Blanche)」の衣装を手掛けた。企画は同演目のディレクターを務めるエレオノーラ・アバニャート(Eleonora Abbagnato)との協業によって実現したもので、マリア・グラツィアは全16種類の衣装を制作した。作品は作曲家フィリップ・グラス(Philip Glass)へのオマージュとして制作されたもので、プリンシパル・ダンサーのフリーデマン・フォーゲル(Friedemann Vogel)などが出演している。

 マリア・グラツィア率いる「ディオール」は、昨年9月に発表した2019年春夏コレクションでダンスやバレエをテーマにしており、ランウエイショーでは振付師シャロン・エイアル(Sharon Eyal)によるダンスパフォーマンスも行った。「音楽、シナリオ、衣装など、舞台芸術を支えるさまざまな仕事と共に交じって、同プロジェクトに参加できたことに感激している。わたしの仕事は振り付け稽古に似ていて、動きに完全になじむ衣装を作ることを目指した」とマリア・グラツィアは話す。

 また上演初日には、イタリアを代表する著名人がローマ歌劇場を訪れて開演を祝った。会場には2016年リオ・パラリンピック競技大会車椅子フェンシング金メダリストのベアトリーチェ・ヴィオ(Beatrice Vio)選手や、女優のラウラ・モランテ(Laura Morante)、サラ・セライオッコ(Sara Serraiocco)などが姿を見せた。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。