ニュース

「メゾン マルジェラ」のショーで新香水を披露 日本で翌日販売

 「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」は26日、パリで披露したファッションショーで新作香水「ミューティニー(Mutiny)」を発表した。パリではショー直後に店頭に並び、日本では翌日27日に「メゾン マルジェラ」の直営店とドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)で発売した。価格は1万4000円(50mL)。

 「メゾン マルジェラ」はこれまでも香水シリーズ「レプリカ(Replica)」をリリースしているが、新作の「ミューティニー」はクリエイティブ・ディレクターのジョン・ガリアーノ(John Galliano)が、同メゾンで手掛ける初めての香水だ。“ミューティニー”とは英語で”反逆や反乱”を意味する言葉で、既成のアイデンティティーに反抗し、多様性や創造性の価値観を手に入れるというメッセージを込めている。

 “匿名性”をアイデンティティーにもつ「マルジェラ」には珍しいが、6人のキャンペーンモデルを起用している。境遇や人種、国籍が異なる若い6人を“ミューティニスト(反逆者)”とし、それぞれがジェンダーやアイデンティティーについて意見を主張している。

 ミューティニストはウィル・スミスの娘で歌手や女優、ダンサーとして活動するウィロー・スミス(Willow Smith)をはじめ、歌手で自身と自己愛に溢れるプリンセス・ノキア(Princess Nokia)、女優でドレッドヘアとタトゥーがトレードマークのサッシャ・レーン(Sasha Lane)、モデルでインターセックス(両性具有)であることを告白したハンネ・ギャビー・オディール(Hanne Gaby Odiele)、モデルでトランスジェンダーであるテディー・クイリヴァン(Teddy Quinllivan)、モデルで容姿のせいでいじめにあった経験を持つというモリー・ベア(Molly Bair)ら6人。ショーの冒頭では、彼女たちが自分自身の言葉でジェンダーやアイデンティティーについて語る動画を流した。

 香りはメゾンが提案する“デコルティケ”(核となる構造をむき出す)の表現で、チューベローズを3種類の抽出方法で取り入れている。トップノートは、ココナツやラクトンのような香りを放つチューベローズハート(コア部分の蒸留分子)。ミドルノートはジャスミンやオレンジに似ているチューベローズ・アブソリュート、ベースノートはクリーミーなチューベローズだ。