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「プラダ」が妹島和世ら3人の女性建築家とナイロンバッグでコラボ 20日のミラノコレで披露

 「プラダ(PRADA)」が、チニ・ボエリ(Cini Boeri)、エリザベス・ディラー(Elizabeth Diller)、妹島和世の3人の女性建築家とコラボレーションする。ブランドのアイコンでもあるナイロンを使用して3人が手掛けた5つのアイテムは、ミラノのプラダ財団(Fondazione Prada)の新施設“タワー(Torre)”で9月20日(現地時間)に行われる2019年春夏コレクションのショーで披露される。これは「プラダ」がクリエイティブ界で活躍する人々を招へいするプロジェクト「プラダ・インヴァイツ(Prada Invites)」の一環だ。

 ショーのインビテーションも3人の建築家に焦点を当てた冊子となっており、3人のポートフォリオや「プラダ」のために手掛けたデザインの解説などが収録されている。冊子によれば、取り外し可能なモジュール付きのメッセンジャーバッグを製作したボエリは「私は機能性からデザインのイメージを描く。デザインは機能性から生まれるものが多い」と語っている。

 ディラーと妹島はそれぞれ2つのアイテムを製作。ディラーはファスナーとバックルを開くとレインコートにもなる機能性バッグと、スケッチブックやサンドウィッチ、リップなどを持ち運べるような軽量バッグにもなるユーモアの利いたバッグを製作した。一方妹島は、壁に掛けられるトラベルバッグに変形できるたくさんのポケットが付いた“ロングバッグ”と、ネックピローに変形できる“カーヴドバッグ”の2つのキャリーバッグを製作した。

 イタリア出身の建築家でデザイナーのボエリは、ジオ・ポンティ(Gio Ponti)やマルコ・ザヌーゾ(Marco Zanuso)らの建築家と共に1963年にミラノでスタジオを設立。ノル(KNOLL)やアルフレックス(ARFLEX)などのインテリアデザイン企業と協業してきた。2018年に米経済誌「タイム(TIME)」の“世界で最も影響力のある人物”の1人に選ばれたポーランド出身のディラーは、1960年代にニューヨークでデザインスタジオ、ディラー・スコフィディオ+レンフロ(DILLER SCOFIDIO + RENFRO)を共同設立した。ニューヨークのメトロポリタン美術館(MOMA)の増築なども手掛けている。東京を拠点とする妹島は、2010年にヴェネツィア建築ビエンナーレ(Venice Biennale of Architecture)のキュレーターに選ばれた初の女性建築家。金沢21世紀美術館や米コネチカット州ニュー・カナンのNPOグレース・ファームズ(GRACE FARMS)などの建築を手掛けている。

 「プラダ・インヴァイツ」の第1弾は18-19年秋冬メンズ・コレクションで、ロナン&エルワン・ブルレック(Ronan & Erwan Bouroullec)、コンスタンティン・グルチッチ(Konstantin Grcic)、ヘルツォーク&ド・ムーロン(Herzog & de Meuron)、レム・コールハース(Rem Koolhaas)ら建築家やインテリアデザイナーを招へいした。