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日本のジュエリー業界に新風 LAとパリで修行した春井理絵の新ブランド「リーフェ ジュエリー」

 発売が待ち遠しいジュエリーブランドに出合いました。インビテーションに同封されていたルックブックには、子どもを持つ母親の日常がジュエリーとともに捉えられていて、とてもファーストコレクションとは思えないレベルの高さ。ブランド名は「リーフェ ジュエリー(RIEFE JEWELLERY 以下、リーフェ)」。いったいどんなブランドなのか胸を高鳴らせながら、実際のコレクションを見るために展示会場を訪れました。

10金本来の美しさと強さに着目

 ブランドのコンセプトは“強さという美しさ”。その言葉通り、個性的でエッジの利いたジュエリーが展示されていました。使用している地金はほとんどが10金。デザイナーの春井里絵さんに10金にこだわる理由を聞くと、「最も美しいゴールドの色だと思うからです。また、10金は18金などに比べると強度が高く、デザインの幅が広がります」と話します。通常ジュエリーに使用する金は18金か14金がほとんど。ジュエリーの価格は石と地金で決まるということもあり、最近では手に取りやすい価格帯を実現するために10金を使用するブランドも増えてきました。気軽に購入できて日常使いできるジュエリーの提案の幅が広がっています。「リーフェ」も“日常使い”という意味ではそのカテゴリーに入りますが、春井さんのアプローチはコストが入り口でなく、10金本来の美しさと強度が可能にする加工にあります。「ニットのように編むことも、普通だったら難しいペンダントの観音開きの加工も10金だからできるのです」と春井さん。イエロー、ホワイト、ピンクの10金の他、ロジウム加工を施したものもあります。

石フェチが高じて宝石鑑定士の資格を取得

 ジュエリーは全てメード・イン・ジャパン。石の買い付けからデザインまで春井さんが全て行います。彼女にジュエリーデザイナーになったきっかけを聞くと、「ロサンゼルスに住んでいた時に『クロムハーツ(CHROME HEARTS)』などで働いていたギヨーム・パジョレック(Guillaume Pajolec)からシルバーアクセサリーやワックスカービングについて教えてもらったのがきっかけ。とにかく私は石が大好きで、米国宝石学会(通称GIA)で宝石鑑定士(グラジュエイト・ジェモロジスト、通称GG)の資格を取り、その後パリでも専門学校BJOでジュエリーデザインを学びました」。春井さんは石からデザイン、型作りなどジュエリーのクリエイションに必要な知識全てを習得。ジュエリーデザイナーでもこれほどの知識を持っている人は珍しく、彼女のジュエリーに対する情熱を実感しました。使用する石はダイヤモンドやサファイヤ、アメシスト、マラカイト、ツァボライトなどさまざま。特にダイヤモンドは輝き=照りにこだわった品質のものを使用しているそうです。「このピアスは自転車のチェーンのような構造になっています。イヤーカフはとにかく着け心地にこだわり、何度も調整しました。職人泣かせの要求をすることもよくあります」。

ストーリー性のある大人の女性のためのジュエリー

 ファーストコレクションのテーマは“解放”。その中に、“ボイス(言葉を発する)”“モーション(行動する)““タイズ(絆)”“ユニオン(輪)”と4つのラインがあり、ストーリー性を持たせているのも特徴です。「言葉を発し、行動することで、共感した人同士で絆ができ、一つの輪になることを表現しました」と春井さん。稲妻モチーフなどエッジの利いたデザインからエレガントな印象のリングまで、それぞれの女性のスタイルに合うデザインがそろいます。

 中心価格帯は10万~20万円。ピアスやリングなど10万円以下のものもあります。大人の女性が“自分らしさ”を表現するジュエリー「リーフェ」は、11月末にオンライン発売予定です。

オールスターメンバーによるルックブック

 ルックブックの撮影は新田桂一さん、スタイリストは遠藤彩香さん、ヘアは加茂克也さん、メイクはHARUKA TAZAKI(田崎未来)さんとファッション業界のオールスターメンバー。このメンバーがそろった理由を聞くと、「フリーランスデザイナーとして『Y-3』 で働いていた時に加茂さんと知り合い意気投合して、いつか一緒に仕事がしたいと思っていました。友人でもあるメイクアップアーティストの田崎さんに相談したところ、彼女が加茂さんの率いるチームのメンバーだったこともあって再会でき、このメンバーが実現しました」。全員、ルックブックの仕上りに満足しており、次回も同じメンバーで撮影しようと盛り上がっているそうです。

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