ファッション

京都発キャンディーカラーのジュエリー「クニエリカ」 パリで話題に

 日本人が好む宝石のナンバーワンはダイヤモンドで、根強い人気がありますが、最近は、ファッションのトレンドと連動してカラフルな色石を使用したジュエリーが多く見られるようになってきました。そんな中で、独特な存在感を放っているのが「クニエリカ(KUNIERIKA)」です。ピンクサファイアとグリーンガーネット、ブルートパーズとイエローサファイアのピアスなど斬新な色合わせとクラシカルなデザインが特徴。予算に合わせてパーツごとにオーダーが可能というのも魅力です。

 デザイナーの廣村晋江さんは、祖母や母の色石ジュエリーに触発されて約5年前にジュエリーを作り始めました。ブランドのバッグ並みの価格帯で購入できるジュエリー“アクサンテギュ(ACCENT AIGU)”コレクションを提案しています。使用する色石は宝石鑑定士の資格を持つ目利きが厳選したものばかり。それらを大阪・船場の職人が一つ一つ手仕事で仕上げています。色石のセッティングは難しく職人が減る中、廣村さんは職人技を残していきたいと、彼らと共にジュエリーを制作しています。

 色石はエメラルドカットが8~12色、ラウンドカットが15~18色あるので、好きな石を選んでカスタマイズすることもできます。使用している地金は全て18金で、価格は約10万~35万円程度。その他、ベビーパールを使用した“ル・サンボン(LE SAINT BON)”コレクションも登場。封筒や釘をモチーフにしたかわいらしいジュエリーで、価格は約3万~10万円程度です。

 昨年、京都にショップ兼アトリエをオープンしました。卸販売はしていませんが、阪急うめだ本店などでポップアップショップを開催しています。ショップでは持っているジュエリーのリフォームなども受け付けています。海外では、パリの合同展示会「プルミエール・クラス(PREMIERE CLASSE)」に出展し、話題になり、某高級ホテルに出店しないかと声がかかったそうです。来年にはニューヨークの合同展示会にも出展を予定しており、世界に向けてメード・イン・ジャパンの「クニエリカ」を発信していくそうです。

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