ファッション

ダイヤモンドの王「グラフ」が476カラットの原石を入手

 イギリス発のジュエラー「グラフ(GRAFF)」は476カラットのダイヤモンドの原石を入手した。これは史上29番目の大きさの原石だ。シエラレオネ共和国の新しいメヤ鉱山からのもので、採掘企業のメヤ・マイニング(MEYA MINING)と探鉱企業であるガーミネイト・シエラレオーネ(GERMINATE SIERRA LEONE)が新設鉱業施設の最終承認に至ったわずか5日後に採掘された。「グラフ」にとって今年4番目の歴史的ダイヤモンドの原石獲得になる。

離ればなれになった極上の原石2つの再会

 同ブランドは今年5月、373.72カラット、9月に過去1世紀で最大といわれる1109カラットの原石を落札。これらはボツワナのカロウェ鉱山で採掘された極上のダイヤモンド原石“レセディ ラ ロナ(LESEDI LA RONA)”で、離ればなれになっていたものを「グラフ」がカナダの探鉱企業であるルカラ ダイヤモンド(LUCARA DIAMOND)から購入した。米国宝石学会(GIA)によって最高級の品質と透明度を持つと評価されている。1109カラットの原石はテニスボールほどの大きさで、落札価格は約5300万ドル(約59億円)だった。

シエラレオネの人々を支援する“ピース ダイヤモンド”

 今月初旬には709カラットの“ピース ダイヤモンド(PEACE DIAMOND)”をシエラレオネ政府から約650万ドル(約7億2800万円)で購入。ダイヤモンド情報誌「ラパポート・ダイヤモンド・レポート(RAPAPORT DIAMOND REPORT)」によると、シエラレオネ政府は落札金額の約390万ドル(約4億4000万円)を税金として得るほか、約98万ドル(約1億900万円)が地域開発機構へ、約100万ドル(約1億1200万円)がこの原石を採掘した人々に充てられる。マーティン・ラパポルト(Martin Rapaport)=ラパポルト・グループ(RAPAPORT GROUP)会長は、「ローレンス・グラフ(Laurence Graff)=グラフ ダイヤモンズ(GRAFF DIAMONDS)会長がD、Eカラー以外のダイヤモンドを購入するのはまれだ。“ピース ダイヤモンド”のカラーは不明瞭。グラフ会長がこの原石を購入したのは、シエラレオネの貧しい人々を支援する特別なダイヤモンドだと信じているからだ」とコメント。グラフ会長は、「美しい原石をもたらした場所へお返しできるのは常に特別なこと。母なる大地からの贈り物である素晴らしいダイヤモンドの原石に、息を吹き込む大切な役割を丁寧に果たしていきたい」と述べている。

 「グラフ」はこれらの原石の獲得により、今世発見された世界最大級のダイヤモンド上位21個のうち半数以上を得たことになる。「グラフ」の“キング オブ ダイヤモンド”の異名にふさわしい出来事だ。

最新号紹介

WWD JAPAN

注目高まる新50〜60代市場 “主役世代”の消費はこうつかめ!

「WWDJAPAN」5月10日号は、「注目の新50〜60代市場」特集です。日本女性の過半数が50歳以上となった今、50〜60代は消費の“主役”として存在感を増しています。子育て期などを経て、再び人生を“主役”として謳歌する世代でもあります。そんな50〜60代を「WWDJAPAN」は“主役世代”と命名し、このマーケットに刺さるビジネスを取材しました。3人の“主役世代”女性による座談会のほか、シニアに…

詳細/購入はこちら