ファッション

仏発「クヴォン・デ・ミニム」がビーガンフレグランスブランドに全面刷新

 フランス発のボタニカルコスメブランド「クヴォン・デ・ミニム(LE COUVENT DES MINIMES)」がブランドを刷新し、ビーガンフレグランスブランドとして9月に日本で発売を開始する。9月12~18日に阪急うめだ本店でポップアップイベントを開催し、同月中旬にファッションセレクトストアのヒンカ リンカ銀座店に1号店をオープンする。その他、セミセルフ型ビューティセレクトショップの「アミューズ ボーテ(AMUSE BEAUTE)」や「フルーツギャザリング(FRUIT GATHERING)」での販売も予定している。

 リブランディングにあたり、ルイ14世に仕えた植物学者のルイ・フュイエ(Louis Feuillet)による植物療法のレシピを受け継ぐユニークなブランドストーリーに立ち返って、処方や製品構成をはじめ、ブランドロゴやパッケージデザインも刷新した。植物由来原料にこだわり、全製品に100%ビーガン処方を採用して、フレグランスの他、ディフューザーやキャンドルなどのホームインテリア、スキンケア、ボディーケアアイテムもそろえる。調香はエルベ・ガンブス(Herve Gambs)=フレグランスデザイナーを中心に10人の調香師が担当し、芸術性の高い香りを作り出した。

 マリー・キャロライン・ルノー(Marie-Caroline Renault)=クヴォン・デ・ミニム ジェネラルマネージャーは「希少な植物原料を使用していながら本格的でトレンド感のある香り、ミレニアル世代に向けた手に届きやすい価格設定、そしてギフト提案により差別化を図り、“ネオニッチフレグランス”市場の創出を目指す」とコメントしている。

 同ブランドは「ロクシタン(L’OCCITANE)」の姉妹ブランドとして2004年に誕生し、12年に日本に初上陸した。その後、17年に化粧品会社を経営するディディエ・タバリー(Didier Tabary)社長が投資会社と共同でロクシタングループから買収し、クヴォン・デ・ミニム社を設立。全面的なリブランディングを図り、7月上旬から本国フランスで再スタートを切った。日本にはクヴォン・デ・ミニム ジャパン社を設立、タバリー社長がジャパンの社長も兼務している。

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