ファッション

東大生が作る美容系口コミアプリ「リップス」が100万DL達成 人気の理由は“熱量”にあり

 アップブリュー(AppBrew)が運営する10~20代女性に人気の美容系口コミアプリ「リップス(LIPS)」が、2017年1月の公開から1年半で100万ダウンロードを達成した。最近ではコスメを買う前に、口コミサイトやツイッターや、インスタグラムで調べるといった流れが主流となっており、美容系口コミサービスの需要が高まっている。

 「リップス」は東大生(現在は休学中)の深澤雄太アップブリュー代表と松井友里アップブリュー取締役が始めたコミュニティーサービス。スタートした理由について松井取締役は、「もともと私自身がツイッターの “美容垢(美容情報を発信しているアカウント)”で情報を収集していたが、欲しい情報が探しにくいと感じていて、それならもっとコスメ情報を収集しやすいサービスを作ろうと、当初はコスメ版の『WEAR』を目指した。他の口コミサイトが製品軸で情報を調べるのに対し、『リップス』は人軸を重視。他のユーザーをフォローすることで、タイムライン上でコスメ情報を得ることができる。もちろん製品軸でも調べることも可能となっている」と話す。

 「リップス」の人気を支えるのが“熱量”のある投稿だという。「ヤギノさん(@ya__gino)のように自身のイラストを用いた投稿や長いレビューは、それが熱量となり、コミュニティーが活性化する。レビューも客観的なものよりも主観的なものが多いが、結果、他のSNSよりもコスメ好きが集まる濃いコミュニティーができる。ユーザーは製品を買うだけでなく、それについてのレビューを書いて、“いいね”をもらったり、フォロワー数を増やすことが一つのサイクルとなる。インスタグラムはキラキラとした画像の世界観で、画像もキレイなものでないといけないといったプレッシャーがあるが、『リップス』はそこまで画像にこだわらなくてもいいし、もともと参加しているユーザーがコスメ好きという前提があるので、より本音の情報を発信しやすい環境ができた」。

 現在、記事内におけるタイアップ広告とユーザーへのサンプリングサービスによって、広告収入を得ている。今後については、まずはユーザー数を増やしていき、レビューが集まる商品の幅を広げていくという。「これまで10~20代前半のユーザーが約6~7割を占める。開始当初は若い女性ユーザーを意識したデザインだったので、そうした構成比となっているが、より幅広い層を取り込むため5月末にデザインをリニューアルした。今後は20代全般の女性にももっと『リップス』を使ってもらい、掲載製品の幅を広げていきたい」。

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