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元UAバイヤーによるウィメンズ新ブランド ジャケットに絞った「カバナ」

 インポーターのアマン(AMAN)は2018-19年秋冬に、元ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)の雑貨バイヤーの吹上肖を起用し、ウィメンズのジャケットに特化したブランド「カバナ(CABANA)」を始動する。タウンからリゾートまでシーンを選ばないジャケットをそろえる。注目はどの型もインナーポケットを充実し、バッグなしでも口紅やスマートフォンなどの小物が持ち運べるように配慮した点だ。18-19年秋冬物はダブルのテーラードジャケットやタキシードジャケットなど4型を提案し、ビームス ハウス(BEAMS HOUSE)阪急百貨店などで扱う。価格帯は7万4000~11万4000円。

 ジャケットにアイテムを絞ったウィメンズブランドはあまり多くない。池田篤起アマン取締役ペリーコ事業部 / レディス事業部部長は「アマンはシューズやパンツ、シャツといった単品アイテムの契約が多く、その穴を埋めるアイテムが必要だった。競合が多いアイテムは難しいが、ウィメンズのジャケットブランドは、ニッチで際立つと考えた」と話す。吹上デザイナーとは「バイヤー時代から付き合いがあり、人柄や嗜好が分かっていた。彼女自身もジャケットをよく着ていて、ラフに着られるジャケットを作ろうということになった」という。吹上は「ジャケットは出張や旅行にも必ず1枚は持っていく私にとってマストアイテム。着られる時期も長く、さまざまなオケージョンにもマッチする。内ポケットには財布、サングラス、リップ、携帯などがそれぞれ収まるポケットを付けた。手ぶらで出かけることもできる。大人の女性に持ってほしい着崩し可能なジャケットを提案した」という。

 吹上は同時にバッグブランド「ア バケーション(A VACATION)」をスタート。実家がバッグメーカーである利点を生かし、「洋服とのスタイリングに制約なく合わせられるバッグを作りたい」という思いから始めた。「あと数万円出せばメゾンブランドが買える、という価格帯は難しいので、価格帯は2万7000~5万6000円と比較的抑えめに設定した。バケーションで気軽に持てるバッグをデザインした。旅行バッグにもなる大きなサイズのものや夜遊び用のミニサイズも企画した」と話す。ロンハーマン(RON HERMAN)、ナノ・ユニバース(NANO UNIVERSE)で販売する。

 アマンは17-18年秋冬に、ドゥーズィエム クラス(DEUXIEME CLASSE)のバイヤーや企画、ドゥロワー(DRAWER)の企画の経験がある岡ゆみかを起用したウィメンズブランド「アンスクリア(INSCRIRE)」を立ち上げ、約30店に卸販売しており、1年で小売価格で約3億6000万円を売るブランドに成長させた実績がある。