ファッション

ヴィレヴァンが年内にも萌えキャラAI販売員を導入へ

 ヴィレッジヴァンガードは早ければ年内にも、AI(人工知能)を搭載したバーチャル販売員を渋谷本店に登場させる。すでに渋谷本店にはサイネージに2次元の萌えキャラが登場する大型什器を設置し、テスト導入をしていたが、画像分析や会話分析を行うAIとは接続していなかった。AIの完成後はカメラやマイクと接続し、お客の表情や会話を分析し、ヴィレヴァンらしい接客を行いながら、裏側では在庫管理などを行う。

 バーチャル販売員の名前は、「渋谷めぐる」ちゃん。AIはAI開発会社のモノゴコロと組み、開発を進めている。モノゴコロの松田裕幸リサーチエンジニアは「目指しているのは、お客の顔つきなどから、聞かれてもいないのにちょっとエッチな本を紹介したり、マニアックなおもちゃを案内したりするような、ヴィレヴァンらしい雑談ができてしまうAIだ」という。同社は2次元の萌えキャラにすることで、サイネージやスマホ、モニターなどさまざまな媒体に映しやすく、低コストでかつ親しみやすいAIの“接客ロボット”の開発を目指す。

 ヴィレッジヴァンガードの姫野文信・事業開発部長は「表側では接客だが、裏側では商品管理やMD、新商品開発に繋がるニーズの把握なども開発のテーマ。完成すればヴィレヴァンの店舗だけでなく、他の小売り店舗にも提供したい」という。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。