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「ティファニー」の古株チーフ・ブランディング・オフィサーが退任

 ティファニー(TIFFANY & CO.)で30年のキャリアを積んだキャロライン・ナジャール(Caroline Naggiar)=シニア・バイス・プレジデント兼チーフ・ブランディング・オフィサーが2019年1月31日付で退任することが明らかとなった。18年4月30日以降は、後任への業務引き継ぎを行う。退任理由は新たな道へ進むためだという。

 ナジャール=シニア・バイス・プレジデント兼チーフ・ブランディング・オフィサーは1990年に入社。初めは広告代理店で同社と仕事をしてきたが、97年にティファニーへ完全移籍した。ブランディングやマーケティング部門を経て16年から現職。

 ナジャール=シニア・バイス・プレジデント兼チーフ・ブランディング・オフィサーの退任を受けて、社内では人事異動が発生した。アンドレア・デイビー(Andrea Davey)=ジュエリーコレクション ディビジョナル・バイス・プレジデントは2月1日付でグローバル・マーケティング部門のシニア・バイス・プレジデントに昇進した。

 長期にわたってナジャール=シニア・バイス・プレジデント兼チーフ・ブランディング・オフィサーと仕事をしてきたマイケル・コワルスキー(Michael Kowalski)取締役兼前会長兼最高経営責任者は「キャロラインと28年間一緒に仕事ができたことを光栄に思う。彼女は単純に『ティファニー』を世界に紹介しただけではなく、ブランド価値を高めた。また、“セレブレーション リング”や“ティファニー T”コレクションなどの新製品のローンチにも関わったほか、公式サイトの立ち上げなど、デジタル面にも情熱を注いだ人物だった」と話した。

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