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「サイバーマンデー」は「サイバーウイーク」に変化!? 米最大のオンラインセール祭りに

 「サンクスギビング」と「ブラックフライデー」の好調な結果を受け、一年で米最大のオンラインショッピングデーとなる「サイバーマンデー」の売り上げに注目が集まる。

 アドビ(ADOBE)が27日16時に発表したレポートによれば、2017年「サイバーマンデー」の利益は前年同期比16.8%増の33億8000万ドル(約3751億円)だった。また値引き率も高く、10月1日と比べ、玩具の価格は18.8%減、パソコンの価格は14.7%減、テレビの価格は21.1%減だった。この結果を受け、アドビ アナリティクス(ADOBE ANALYTICS)は「『サイバーマンデー』が米国史上最大のオンラインショッピングデーになることは間違いない」と断言した。

 eベイ(eBay)では27日10時発表時点で「サイバーマンデー」のオンライン消費額は前年同期比16.9%増の8億4000万ドル(約932億円)で、アップル(APPLE)の“マックブック エア(MacBook Air)”は5秒に1台売れたという。

 ノース・ハイランド・コンサルティング(NORTH HIGHLAND CONSULTING)のコンサルタント兼小売専門家のバート・デフォー(Bart DeFoor)は、サイバーマンデーは「転換点」にあると指摘する。「17年の『サイバーマンデー』の売り上げは60億ドル(約6660億円)を超えると予想されている。となれば米国史上最大のオンラインショッピングホリデーになるだろう。だが、ホリデーシーズンの長期化と、消費者が『サイバーマンデー』ではなく“サイバーエブリデー』に慣れていけば将来的に『サイバーマンデー』の影響は小さくなるだろう」と話した。

 今年のホリデーシーズンの消費は、オンラインか実店舗かはさておき、手元の現金と安定した雇用および経済に支えられて活況なようだ。「サイバーマンデー」にも期待が高まる中、早々にセールを開始したり、「サイバーウイーク」と称してセール期間を延長する企業もあるようだ。

 例えば、シアーズ ホールディングス(SEARS HOLDINGS)は「サイバーウイーク」と称し、シアーズとKマート(K MART)の公式ECサイトで12月2日までセールを開催する。また、11月25日から12月25日まではオンライン上で399ドル(約4万4000円)以上購入すれば送料は無料としている。

 メイシーズ(MACY’S)は「サイバーウイークスペシャル」と称したセールを26日から29日まで開催。「サイバーマンデー」には20%オフのクーポンをメールで配布した。

 多くの企業がサイバーマンデーのプロモーションメールを送信する中、製造工程を全て透明化したサンフランシスコ発のオンラインSPA企業、エバーレーン(EVERLANE)もユーザーにメールを送信。だがその内容は「あなたの受信ボックスは、今日はセールのメールでいっぱいなことでしょう。でも、このメールは違います。なぜかって?私たちの透明な価格はほとんどのリテーラーよりも50%以上オフだからです。1日も欠かさずにね」と企業精神を反映したメールで消費者に独自にアプローチした。

 また、「サンクスギビング」「ブラックフライデー」「サイバーマンデー」のセールの好調な結果を受け、いくつかの主要小売株の27日の終値が上昇。エクスプレス(EXPRESS)は5.6%増、ギャップ(GAP)は1.3%増、アマゾン(AMAZON)は0.8%増だった。

 米国内の33店舗を訪問調査したファン グローバル リテール テック(THE FUNG GLOBAL RETAIL TECH)によれば、「客の入りと在庫量は全体的に満足に値する量だった。特に『ブラックフライデー』におけるウォルマート(WALMART)、ベストバイ(BESTBUY)、ナイキ(NIKE)の客の入りと接客は素晴らしかった。小売り各社は昨年よりも派遣社員の研修に力を入れていたようだ」とレポートしている。