ファッション

アシックスと立命館が長期提携 人材育成や応援文化の創出目指す

 アシックスジャパンは28日、立命館学園と包括的提携を結んだ。長期的な提携を予定しており、立命館の小学校から大学院までを含んだ契約となる。主な取り組みは、世界で通用するアスリートや審判、トレーナーなど、スポーツに関する人材の育成やスポーツを通じた社会貢献活動などで、特に女性アスリートの支援を積極的に行っていく。現在男女陸上競技部と男子ホッケー部のユニホームが「アシックス(ASICS)」製で、今後は順次提供クラブを増やす予定だ。競技面以外では、立命館の学生や教職員、OBなどの学園関係者が学生スポーツの応援に行く文化を作り出すためにカジュアルウエアを開発するなど、大学スポーツの産業化を目指す。

 アシックスジャパンの西前学・社長は「2016年3月に早稲田大学と包括的提携を結び、ユニホームやシューズの提供といった競技のサポートに加え、スポーツビジネスの講義や研究に参加したり、地域社会への貢献活動に協賛したりして徐々にノウハウを築いている。今後その経験をより効果的に生かしていくために、立命館学園との連携を進めていきたい」と話した。

 立命館学園の吉田美喜夫・総長兼立命館大学長は「アシックスの理念である“スポーツを通じた人材の育成”は、スポーツに関わりながら多様な領域で活躍する人材の育成を目指す立命館の理念と一致する。小学校から大学院まである立命館の知能や資源を生かし、先進的な取り組みにチャレンジしていきたい」と意気込む。

 アシックスジャパンは16年3月に早稲田大学とも包括的提携を結び、同年9月にはキャンパス内に直営店を開いている。他にも大学とスポーツメーカーは、11年にミズノと関西大学、13年にアディダス ジャパンと青山学院大学、16年に「アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)」の日本総代理店であるドームと関東学院大学、筑波大学がそれぞれ提携している。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。