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米「ナイロン」が雑誌を廃止 ウェブに完全移行へ

 米「ナイロン(NYLON)」が、10月号を最後に雑誌出版を廃止し、デジタルに一本化する。それに伴い、紙版のスタッフ12人を解雇する。「ナイロン」スタッフは7日午後(現地時間)に再編成を言い渡された。

 マーク・ルッツァット(Marc Luzzatto)=ナイロンメディア(NYLON MEDIA)会長は、「チームの再編成に伴い、12人の解雇は迅速に行われる。『ナイロン(NYLON)』が常に時代の最前線を走ることに貢献してきた彼らに感謝する。プラットフォームの出現と変化に合わせ、われわれの意見、コンテンツ、ブランド力、そしてマーケティングソリューションとしての機能を強化している」と説明する。

 デジタル一本化により、動画コンテンツ、インフルエンサープログラム、社内クリエイティブエージェンシーのナイロンスタジオ(NYLON STUDIOS)を通して若い女性を取り込む予定だ。

 「ナイロンスタジオとそのクリエイティブチームはミレニアル世代とジェネレーションZの読者を熟知しており、ファッション業界のアイコニックなブランドのためにインパクトのあるキャンペーンを製作する」とジェイミー・エルデン(Jamie Elden)ナイロンメディアプレジデントは自信を見せた。

 2014年にナイロン ホールディングス(NYLON HOLDINGS)はウェブサイト、ファッションインディー・ドット・コム(FashionIndie.com)に買収され、15年に「ナイロン ガイズ(NYLON GUYS)」の出版を停止してデジタルに一本化。その後、当時の発行人を務めていたダナ・フィールズ(Dana Fields)を含むスタッフ13人を解雇し、内部関係者は全メディアをデジタルに一本化するのに長くはかからないだろうと予想していた。

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