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「アトモス」がスニーカー市場を革新する女性のためのイベントを開催する理由

 ウィメンズスニーカー市場の急成長を背景に「アトモス」のウィメンズ業態「アトモス ピンク(ATMOS PINK)」が4月6日に、女性向けのスニーカーとファッションのイベント「アトモス ピンク パーティー」をソーカルリンクギャラリーで開催する。「東京ガールズコレクション」や「ガールズアワード」など、女性向けのB to Cイベントはいくつかあるが、スニーカーでは日本で初めて。アトモスを運営するテクストトレーディングカンパニーでは、約4500人を動員するスニーカーイベント「アトモスコン(ATMOSCON)」を半年に1度開催しているが、女性の来場者は2~3割程度。「アトモス ピンク パーティー」ではスニーカーを切り口に、原宿ファッションに興味を持つ10~20代の女性をターゲットにする。

 メンズが頭打ちといわれる現在のスニーカーブームで、アトモスが次に目を付けたのがウィメンズスニーカー市場だ。多くのメーカーが女性へのアプローチを模索する中、アトモスでは2018年3月に、他社に先駆けてウィメンズのスニーカーとアパレルに特化したアトモス ピンクを原宿にオープンした。新規出店や店舗の業態変換などを含めると現在は都内を中心に5店舗だが、年内には15店舗体制を視野に入れる。さらに複合店もリニューアルし、ウィメンズの売り場を拡大中だ。

 「商材によって売り上げが大きく変動するメンズと違い、ウィメンズは堅調。健康やコンフォートなど、世の中の流れも後押ししている」と話すのは、テクストトレーディングカンパニーの本明秀文社長だ。アトモスの売り上げは既存店ベースで昨年同期比15%増で推移。その好調をけん引するのがウィメンズスニーカーで、成長分野と捉えている。本明社長は「シューズ業界では近年、パンプスやヒール、ブーツが特に不調。そこからスニーカーに流れてきているのは確かで、スニーカーをファッションとしていち早く提案したことが功を奏した」と言い、セット購入の多い女性客に向けて、店頭にはスニーカーに合うファッションアイテムも多く並べている。

 「アトモス ピンク パーティー」は、アトモスのアプリをダウンロードすれば無料で入場可能だ。女の子の“映え”るスポットをいたるところに用意し、女性のスニーカーヘッズ以外にもスニーカーを身近に感じてもらうのが目的だという。ファッション誌の「ナイロン(NYLON)」と協業して会場でスナップを撮影し、誌面と連動したオーディションを行う。また、「アディダス(ADIDAS)」「ドクターマーチン(DR. MARTENS)」「エレッセ(ELLESSE)」「フィラ(FILA)」「ナイキ スポーツウェア(NIKE SPORTSWEAR)」「プーマ(PUMA)」の協賛6ブランドがプレゼントを用意し、それぞれのブースでワークショップなどを開く。さらにアプリの「アトモスAR」機能を活用したスニーカーのコーディネートなどを提案し、そこからの購入も可能にする。ファッションショーやトークショーには、アソビシステムのモデルをはじめ、ガールズバンドのSCANDALらが登場。来場者にはQRコードを配り、イベント終了後も内容を更新し続ける。5月18日に、「ガールズアワード」の「ナイロン」のステージに登場するアトモス ピンクのコンテンツにつなげていく狙いだ。

 本明社長は「ファッションブランドのアフターパーティーに遊びに行くような感覚で、“パーティー”と名付けた。『アトモスコン』は購買目的が先行したイベントだが、『アトモス ピンク パーティー』は体験してもらうことが目的。ウィメンズが好調な今ならテストを兼ねてチャレンジできる。まずは500人ほどの収容規模で考えており、『アトモスコン』のように大きなイベントに育てたい」と意気込む。