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アマゾンのファッション事業強化作戦

 アマゾンの1〜6月期決算は増収で、前年同期の1800万ドル(約22億3200万円)の赤字から黒字に転換した。また、7月15日に実施したプライム会員向けのサービスデー、プライムデーは、14年のブラックフライデー(11月第4木曜の感謝祭の翌日)の売り上げを超えたという。同社にとって、ファッションは急成長カテゴリーのひとつだ。まず、7月下旬にロンドンに、同社最大のファッションフォトスタジオをオープンした。ホクストン・エリア近隣の旧列車修理倉庫を改装したスタジオ開設には「巨額の資金をつぎ込んだ」とアマゾン。2階建て4273平方メートルのスペースで、22に区分けされたスタジオ内には、シューティングルーム、メイクアップスペース、会議室などを完備し、壁とフロアはブラックに統一されている。

 アマゾンは英国での商品配達のスピードアップを図っており、ロンドンの一部の地域では、限定商品を2時間で、英国全土でも24時間以内で商品を届ける。また、ファッション業界へのリンクを強めており、ブリテッィシュ・ファッション・カウンシルのサマーパーティーも主催。7月の第4日曜にはアマゾンと「デイズド&コンフューズド」が350人のクリエイターを招き、ニコラ・フォルミケッティやキム・ジョーンズ、ランキンなどを交えてワークショップなどを行った。

 さらに7月23日には、2015-16年秋冬ヨロッパファッションのためのアマゾン初のアンバサダーとして、モデルのスキ・ウォーターハウスの起用を発表。ロンドンスタジオのお披露目パーティーには、スキも参加した。「このスタジオによって、ファッションワールドに素晴らしいコンテンツを提供したいというわれわれの熱意を世界に表明できるだろう」と同社。アマゾンのファッションワールド進出への試みは欧米だけにとどまらない。アマゾン・インディアは7月29日〜8月2日にニュデリーで開催されたインディア・クチュール・ウイークの公式冠スポンサーを務めた。同社がインドでファッションイベントのスポンサーを務めるのはこれが2シーズン目。インディア・クチュール・ウイークでは、インドの有名デザイナーであるサビアサチ・ムカジーがクリスチャン・ルブタンとコラボして、イベントのスタートを飾った。ショーの最後にムカジーと登場したルブタンは、「今回のコレクションアイテムが販売されるかどうかは未定」と語ったが、ルブタン(インドに2店)とムカジーのブティックで販売されるのではないかとされている。なお、コーウェン&カンパニーのアナリストらは、17年までにアマゾンが米国最大のアパレル小売業者であるメイシーズを追い抜くと予測している。アマゾンの現在のアパレル事業の売り上げは160億ドル(約1兆9800億円)だが、20年までにはこの3倍以上の520億ドル(約6兆4400万円)に達するとみている。

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