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パルコが公共施設へ宅配ボックスを設置、池袋で実証実験スタート

 パルコがシステム会社のセゾン情報システムズと提携して、商業施設や公共施設への宅配ボックス設置を開始する。まずは5月30日から6月9日まで豊島区にあるセゾン情報システムズのオフィスに宅配ボックスを設置。パルコのECサイト「カエルパルコ」と連動した商品受け取りの実証実験を行う。人材不足による運送業者の負担拡大が深刻化する中、運送を依頼する側の企業が対策に乗り出した形。すでにコンビニ業界などが宅配ボックスの設置を進めているが、商業施設が参入するのは珍しい。

 目指すスキームは、「カエルパルコ」で商品を購入したユーザーが、受け取り口として宅配ボックスを無料で利用できるというもの。「カエルパルコ」自体が店頭在庫を活用したECサイトであるため、宅配スタッフが店頭から指定の宅配ボックスへ商品を届ける。商品受け取り時のセキュリティー面で、セゾン情報システムズが開発したブロックチェーン技術を活用する。

 今回の実証実験では一般ユーザーの利用はできないが、9月には旗艦店でもある池袋店付近の学校やオフィスなどの公共施設へ導入し、その後は都内だけでなく、名古屋や広島、福岡などパルコ店舗がある地方への導入も検討する。宅配ボックスのサイズや個数は検討段階だ。

 カエルパルコは2014年にスタートした自社ECサイト。パルコに出店するアパレルや服飾雑貨、家具など約280の店舗が入るECモールで、店頭在庫を活用した取り置きサービスや通販注文ができるオムニチャネルサイトとして運用してきた。セゾン情報システムズはこれまでもパルコのシステム面を手がけており、今回のプロジェクトにつながったという。

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