ファッション

フレッドシーガルが神戸居留地に西の旗艦店 限定品とポップアップを充実

 米LA発セレクトショップのフレッド シーガルが3月18日、神戸の居留地に国内3店目のショップをオープンする。海岸通りに1922年に建てられた歴史的建造物で、居留地のランドマークの一つである商船三井ビルディングに出店。天井高8メートルに及ぶ開放感のある吹き抜けを作り、2階に初めてワインバー&レストランを構えた。売り場面積は1173平方メートル。1階のファッションフロアはウィメンズとメンズ、キッズ、中央にホームコレクションを並べる。ポップアップコーナーの“サンセット”ルームと、ラグジュアリーブランドなどのビンテージ品を集めた“ラ シエネガ”ルームも設けた。

 ポップアップの第一弾は、LAの新鋭リメイクブランド「アトリエ&リペアーズ」。ミリタリーやワーク、デニムの古着にステッチや別生地のパッチなどを加えて再構築している。「扱うアイテムはカーゴパンツなどミリタリー物が多い。カラフルなステッチワークやピースフルな柄の生地を加えることで、もう二度と戦場に戻ることがないように願いを込めている。ガーデニングや山登りなどに着て欲しい」とマウリツィオ・ドナディ=デザイナー。商品はディテールが全て微妙に異なる一点もので、国内では神戸店のみで販売する。

 「神戸店は我々にとってチャレンジの店だ」と語るのは、フレッド シーガルの運営を行うMFSJの重松健社長。「神戸店に続き、9月にLAサンセット通りに旗艦店を開く。同じ年に異なる国で2店舗オープンは珍しく、米チームとMDやバイイングを連動させたり、日本企画商品を本国にも置いたり、連携を強めているところだ。上陸して2年が経ち、本当の意味でここからがスタートだ」と意気込む。神戸店については「代官山店のテーマが“シティライフ”、横浜店が“アクティブライフ”に対し神戸店は“カルチュラルライフ”。文化交流の入り口だった港があるこの場所は、歴史と文化が交差する街。神戸店は最新のMDと日本伝統の手仕事が交差する店になる」と語った。

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